「一番苦しかった」 試合後に回避した“ルーティン”…大関友久が掴んだ11勝目の価値

  • 記者:長濱幸治
    2025.08.20
  • 1軍
大関友久【写真:古川剛伊】
大関友久【写真:古川剛伊】

初回いきなり2失点…指揮官「粘ってくれた」

 時刻は午後8時半に迫っていた。この日最後の打者を中飛に打ち取ると、マウンド上の背番号47は心底ほっとした表情を浮かべた。7回を投げ終えて2失点と、結果を見れば上々の投球を披露した大関友久投手。さかのぼること2時間半、この結末を想像するのは難しいほどの状況に左腕は追い込まれていた。

 チーム単独トップ、そして自己最多の11勝目を挙げた19日の西武戦(みずほPayPayドーム)。この日の船出は難航だった。2死後に外崎に四球を与えると、続くネビンにはカーブを捉えられ、右翼テラス席に運ばれた。いきなり2失点を喫すると、続く2回も1死一、三塁を招いた。ここはなんとかしのいだが、苦しい立ち上がりだった。

 一方で3回以降は本来の姿を取り戻し、淡々とアウトを重ねた。小久保監督が「多分、きょうの調子は良くなかったですよね。よく粘ってくれました」と振り返れば、大関本人も「序盤に関しては最近の中で一番苦しかったですね」と認めた。本調子でない中でも、しっかりと白星をつかんだ左腕。その“代償”は、試合後に表れていた。

左腕が明かした本音「気付かないところで蓄積する」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)