野村勇「チームのため考えたことない」 個人プレーの真意…自己最多弾に透けた覚悟

  • 記者:長濱幸治
    2025.08.17
  • 1軍
16日のロッテ戦で本塁打を放つ野村勇【写真:古川剛伊】
16日のロッテ戦で本塁打を放つ野村勇【写真:古川剛伊】

6点差の8回に自己最多11号「1ミリも関係ない」

 チームにとって、そして何より自身にとってもラストスパートをかける時期だ。16日のロッテ戦(みずほPayPayドーム)、6点を追う8回のシーンだった。野村勇内野手が左腕・小島のスライダーを右中間テラス席に叩き込んだ。ルーキーイヤーを上回る自己最多の11号ソロは、代名詞ともいえる逆方向への一発だった。

 過去の自分を超えたことに関して「特別な感情は全然ないです」とあくまで冷静だった28歳。喜びを示さなかったのには理由がある。「全然、レギュラーでもないので。だってフルメンバーでもないですし。フルメンバーが集まった時に、試合に出ることが大事だと思っています」。

 現在、左脇腹を痛めている今宮健太内野手が1軍復帰に向け、2軍戦で調整を進めている。16日の試合前には小久保裕紀監督も「健太は普通に見えますね」と言及。昇格が間近であることをにおわせた。自主トレを共にした師匠であり、ライバルの存在は嫌でも意識せざるを得ない。野村は何と戦っているのか――。その答えは意外なものだった。

変えない勇気「去年までやったらありえへん」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)