ダウンズのHRに隠された物語 消えた練習場のLED電灯…“相棒”が抱く思い「もったいない」

  • 記者:長濱幸治
    2025.08.11
  • 1軍
4号2ランを放ったジーター・ダウンズ【写真:荒川祐史】
4号2ランを放ったジーター・ダウンズ【写真:荒川祐史】

9日の日本ハム戦で貴重な4号2ラン…本拠地3本目のアーチ

 選手は1人で戦っているわけではない。試合前、ドーム内の練習場で消えたLED電灯「1つ分」の差が、大きなホームランを生み出した。9日の日本ハム戦(みずほPayPayドーム)で貴重な4号2ランを放ったジーター・ダウンズ内野手。躍動の裏には、活躍を願う“相棒”の機転が隠されていた。

 首位攻防戦の第1ラウンドとなった9日の試合。1点リードの4回無死二塁で、相手左腕の加藤貴から左中間席にアーチをかけた。リードを3点に広げる価値ある一発は、ダウンズ本人にとっても大きな意味を持った。来日2年目の今季は、本拠地で3本塁打を放ちながら、打率.167と苦戦。また、左投手に対しても打率.120と数字上は苦手としている。

「数字を見るとそう見えるのかもしれないですけど、自分としては別に何の意識もしていないです。結果として、そのうち必ず数字が出てくると思うので。大丈夫です」。ダウンズはそう強調したが、ある“悩み”を抱えていた。「何かできることはないか」――。そう考え、策を打ったのは意外な人物だった。

共に戦う仲間へ…「なるべく汚いボールを使って」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)