セーフティバントに見た廣瀬隆太の現在地 長距離砲と「真逆の姿」も…排除した“甘え”

  • 記者:竹村岳
    2025.08.01
  • 1軍
くふうハヤテ戦に出場した廣瀬隆太【写真:竹村岳】
くふうハヤテ戦に出場した廣瀬隆太【写真:竹村岳】

くふうハヤテとの一戦で見せた「なりふり構わぬ姿」

誰よりも冷静に自分の現在地を見つめているからこそ、バットを横に寝かせた。一塁を全力で駆け抜けていく--。口にしたのは、明確な「危機感」だった。

 7月31日に行われたウエスタン・くふうハヤテ戦(みずほPayPayドーム)。「7番・二塁」で出場した廣瀬隆太内野手は4回1死の第2打席、初球にセーフティバントを試みた。巧みに三塁線へ転がすと、送球よりも早く一塁ベースを踏んだ。今季2軍では242打席に立ち、犠打はわずか「1」。得点には繋がらなかったものの、なりふり構わず出塁しようとする姿勢が伝わってきた。

セーフティバントで一塁を駆け抜ける廣瀬隆太【写真:竹村岳】
セーフティバントで一塁を駆け抜ける廣瀬隆太【写真:竹村岳】

 慶大では通算20本塁打を記録。ルーキーイヤーだった昨季は1軍で2発を放ち、誰もが「右のスラッガー」としての将来像を描いている。アマチュア時代にも「やったことがない」というセーフティバントには、どんな意味合いがあったのか。そこから浮かび上がったのは廣瀬の“現在地”だった。

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(竹村岳 / Gaku Takemura)