大関友久の“甘い球”はなぜ打たれない? 「アートだと思います」左腕が語った理由

  • 記者:長濱幸治
    2025.07.28
  • 1軍
大関友久【写真:小林靖】
大関友久【写真:小林靖】

自己最多タイの8勝目…防御率1.63はリーグ3位

 6年目にして、ついに覚醒の時を迎えている。引き分けを挟んで今季最長の8連勝を飾った27日のオリックス戦(みずほPayPayドーム)。マウンド上で躍動したのが大関友久投手だった。8回にソロを浴びたものの、この回まで投げ切って4安打4奪三振1失点と好投。「ボールの状態はあまりいいと思えなかった」と口にしながらも、自身6連勝でキャリアハイに並ぶ今季8勝目を挙げた。

 今季は16試合に登板して8勝3敗、防御率はリーグ3位の1.63と安定感が際立つ。150キロを超えるような直球や、代名詞と呼べるような変化球はないものの、小久保裕紀監督は「変化球を低めに集めるピッチング。打たせて取るスタイルが確立されている」と総合力を高く評価する。

 なぜ大関は相手打線を抑えられるのか。「心技体の技と体は昔から注目されてきたし、今は色んなアプローチがあふれている。これからは心の時代だと思う」。メンタルトレーナーと個人契約し、日々自らの内面と向き合っていることも大きな要因の1つであることは間違いない。では、「数字」で見れば何が突出しているのか――。本人、そしてアナリストに話を聞くと、意外な反応が返ってきた。

直近2年で高い数値を記録する「真っすぐ」

左腕が語った価値観「アートだと思います」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)