「最も本塁打を浴びない男」が許した満塁弾 的中してしまった松本晴の“予感”「初回から…」

  • 記者:長濱幸治
    2025.07.11
  • 1軍
満塁弾を浴びた松本晴【写真:栗木一考】
満塁弾を浴びた松本晴【写真:栗木一考】

5回まで粘って無失点投球も…6回に「暗転」

 一振りの“恐怖”を改めて味わった。10日のオリックス戦(京セラドーム)、先発した松本晴投手が試合開始直後から感じていた違和感――。5回まで苦心の投球でゼロを並べていた左腕の「予感」が最悪の形で的中した。

 両チーム無得点で迎えた6回1死満塁、対峙したのは紅林だった。ここまでの2打席は内角低めのスライダーでともに空振り三振に仕留めていた相手。1ストライクからの2球目にバッテリーが選択したのも、同じ球種、コースだった。しっかりと投げ切ったボールをすくわれた打球は無情にも左翼席へ。痛恨の満塁弾を浴びた左腕は顔をゆがめた。

「あのスライダーは失投じゃなかった。コースにもいっていたし、打った相手が上だったということ。悔いはないです」。気丈に振り返った松本晴だが、続けて口にしていたのは抱えていたかすかな“不安”だった。

松本晴のすごみはパ・リーグトップの「0.19」

指揮官は今後に期待「逆に言えば伸びしろがある」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)