正捕手は必要か? 指揮官の「決め手ない」発言…首脳陣が語る完全分業制から抜け出す“条件”

  • 記者:長濱幸治
    2025.06.13
  • 1軍
嶺井博希、海野隆司、渡邉陸(左から)【写真:古川剛伊】
嶺井博希、海野隆司、渡邉陸(左から)【写真:古川剛伊】

過去には「優勝チームに名捕手あり」の名言も

 捕手3人による「がっぷり四つ」の争いを抜け出すために必要なことは――。開幕直後の“借金地獄”を完済し、交流戦も12日時点で5勝3敗1分けの首位と勢いを増しつつあるホークス。現在首位と4ゲーム差のリーグ4位から上位を目指していくうえで、避けては通れない議論は「捕手併用」についてだ。

 小久保裕紀監督は6日のヤクルト戦前にこのように話していた。「投手との相性というよりは、決め手がない。今のチーム状態ではね。(捕手併用は)相手からすれば嫌だったけど、チームを預かる身としては理想ではないですけど」。

 現在は、1週間の6試合を先発投手に合わせて、海野隆司捕手、嶺井博希捕手、渡邉陸捕手が2試合ずつ先発を分け合っている状況だ。「2025年6月の戦いはこれがベストなのかなと思います」と指揮官が口にするように、現状での最善策と言える。

 かつて野村克也氏は「優勝チームに名捕手あり」との言葉を残した。一方で、最近の球界では捕手併用がスタンダードになってきているのも事実だ。正捕手は必要なのか? また、現在のホークスでそうなるために必要なことは何か? 首脳陣の考えを聞いた。

明らかに変わった起用傾向…正捕手は必要か?

シビアな判断基準「合格点とまではいかない」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)