明かしたヘルナンデスの予定…実戦復帰した武田翔太の次の段階は? 5投手のリハビリ最新情報

ダーウィンゾン・ヘルナンデス(左)と武田翔太【写真:竹村岳】
ダーウィンゾン・ヘルナンデス(左)と武田翔太【写真:竹村岳】

離脱中の投手5人の最新情報…鷹フル独自「リハビリレポート」

 鷹フルでは1軍情報だけでなく、筑後から「リハビリ組」の近況もお届けします。10日、筑後のファーム施設で森山良二リハビリ担当コーチ(投手)を取材し、復帰を目指すダーウィンゾン・ヘルナンデス投手ら5選手の現状を聞きました。

――ヘルナンデス投手(左太ももの違和感)の現状は? 軽くキャッチボールをしている段階か。
「昨日はキャッチボールだけでいえば、多分7~8割の力で投げていました。でも(痛めたのは)左足なので。去年は右で今年は左でしょ。やっぱり、あれだけ出力が出る投手だから、しっかりコンディショニングを整えないと、また同じことをやるかなという心配はあります」

――まだしっかり投げるのには時間がかかる?
「今週の土曜日(14日)にはケース打撃に入る予定です。でもやっぱり、ピッチャーは投げるだけじゃないので。別メニューもあると思います。その辺は少しコーディネーターと相談しながらやっていきます」

――今はまだ別メニュー調整?
「別メニューです。屋内(施設)でウエートなどを行い、キャッチボールのときだけ外へ出ています。上(半身)は比較的フリーに動かせるんですけど、やはりこちらでしっかりアップなどをこなさないと。でもそのあたりはコーディネーターの判断にもよります」

――武田翔太投手(昨年4月にトミー・ジョン手術)は実戦復帰。今後は徐々に球数を増やしていく段階か?
「今から球数もそうだし、3軍とか4軍の試合で複数イニングもやっていかないといけないですね。トミー・ジョンなので。まあ、普通だったら大体2試合くらい終わったら、もう完全にチームへ合流って形になりそうですけど、トミー・ジョンなので。やっぱり3、4試合は見て、合流っていう形になるかなと思います」

――今後もリハビリ組?
「まだまだリハビリ組ですね。今は3、4軍には参加という形で練習しています。でも初実戦は、やっぱりライブBPと違って出力もだいぶ出ていた。本人は昨日、きょうと反動もないと話していたので、ちょっと安心しているみたいです」

澤柳、長谷川、浜口らの今後「そう遠くはない」

――澤柳亮太郎投手(昨年9月トミー・ジョン手術)は強めの投球をこなしていた。今は強度を上げる日と下げる日を作っている段階か。
「そうですね。強いといっても、まだまだ20~30球の制限があるからね。でも、だいぶピッチャーらしくなってきたので。トミー・ジョンは慌てずにいきましょう」

――次のステップは?
「まあなにかはあるでしょう、トミー・ジョンの場合。マインドの問題で、浮き沈みが起きてくるはずだから、っていう話はしていました。そういうのは絶対あります。これをフラットにできるようにっていう感じだと思います」

――長谷川威展投手(今年3月トミー・ジョン手術)は今どの段階?
「まだキャッチボールをやっていないので、まだまだです。でも走ったりするのは、だいぶできるようになっています。自分で追い込んで、PP(ポール間走)10本くらい走ったりとかしているので。そういう体力的な強化はやれている現状です。投げられるようになったら、どんどん(段階が)上がっていくかなとは思うけど、やっぱりトミー・ジョンだからね。そこはもう無理してもしょうがないです。1軍は今年は、もういないものと思っていますし。大江(竜聖)投手もきましたからね」

――浜口遥大投手(黄色じん帯骨化症、左肘関節クリーニング術)については?
「思ったより早いです。横浜から来た選手は早いですね」

ーー実戦も今季中に見えてくる?
「まあ実戦はそう遠くはないと思うけど、あれだけ投げれるようになっていますし、ブルペンに入ってみてじゃないですかね。ブルペンに何回入ってとかはトレーナーと相談して。でもまだそんな時期じゃないと思います。そんな焦らせないでください」

(森大樹 / Daiki Mori)