25分の中断中に決断した“賭け” 緒方理貢の二盗に隠された真実…「鈴木さんでくる」

  • 記者:長濱幸治
    2025.05.31
  • 1軍
中村晃の中前打で三塁に向かう緒方理貢【写真:古川剛伊】
中村晃の中前打で三塁に向かう緒方理貢【写真:古川剛伊】

1点追う8回に代走で登場→同点のホームイン

 降雨による25分の中断中に、懸命に戦っていた。試合が再開するか不透明な状況でも、集中力を切らすことのなかった緒方理貢外野手。徹底したシミュレーションが逆転勝ちを呼び込んだといっても過言ではなかった。

 30日の楽天戦(楽天モバイルパーク)。1点を勝ち越された直後の7回2死三塁で試合は1度ストップした。プレーが再開し、迎えた8回の攻撃。代わりばなの鈴木翔から先頭の近藤健介外野手が四球を選ぶと、代走に送られたのが緒方だった。続く中村晃外野手の6球目にスタートを切ると、難なく二盗に成功。中村の中前打で三塁に進むと、柳町達外野手の二ゴロの間に同点のホームを踏んだ。この回さらに打線がつながり、一挙3得点。チームは会心の逆転勝ちを収めた。

 この日のヒーローに選ばれたのは、2回に同点の適時打を放ち、8回には勝ち越しの押し出し四球を選んだ川瀬晃内野手だった。緒方の盗塁は一見目立たないシーンに映るが、その裏には幾重もの伏線があった。

二盗に成功する緒方理貢【写真:古川剛伊】
二盗に成功する緒方理貢【写真:古川剛伊】

近藤の四球直後にベンチを飛び出した“理由”

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)