勝負の分け目で嶺井博希が取ったタイムの“意味” 流れ止めてまで大関友久に伝えた「言葉」

  • 記者:長濱幸治
    2025.05.18
  • 1軍
大関友久(右から2人目)に声をかける嶺井博希(右)【写真・古川剛伊】
大関友久(右から2人目)に声をかける嶺井博希(右)【写真・古川剛伊】

一打同点の6回に倉野コーチと“目配せ”

 まさに勝利と敗北の分岐点でベテラン捕手は“動く”ことを選んだ。「どっちに転ぶか分からないところでしたけど、迷いはなかったです」。試合後、真剣な表情で振り返ったのは嶺井博希捕手だった。

 17日の楽天戦(みずほPayPayドーム)、その場面は1点リードの6回に訪れた。1死二塁で先発の大関友久投手が阿部を空振り三振に仕留め、大きく吠えた直後だった。嶺井はベンチの倉野信次1軍投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)とアイコンタクトを交わすと、タイムをかけて左腕のもとに向かった。

 結果から言えば、続くフランコを遊ゴロに打ち取り、この回を無失点でしのぎきったことが勝利へとつながった。マウンドに集まった内野陣、そして倉野コーチの前で嶺井が発した言葉とは――。

この日1安打のフランコと前日HRの辰巳…難しい選択

会話を交わす嶺井博希と大関友久【写真・古川剛伊】
会話を交わす嶺井博希と大関友久【写真・古川剛伊】

試合を止める勇気ある決断も「怖がっていたら…」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)