「7番・山川穂高」はどう決まった? 前夜の“首脳陣会談”で語られたこと…182試合目での決断

8号2ランを放った山川穂高【写真:古川剛伊】
8号2ランを放った山川穂高【写真:古川剛伊】

小久保監督が明かした本音「葛藤は2週間くらい」

 1-3で敗れた14日の西武戦後、首脳陣が本拠地を離れたのはゲームセットから1時間半ほどが過ぎたころだった。日々開かれるミーティング。この日の議題の1つは、初回無死満塁で空振り三振に倒れるなど、4打席ノーヒット3三振に終わった“不動の4番打者”についてだった。

 翌15日の同戦。試合直前に発表された先発メンバ―に球場はどよめいた。7番に入ったのは山川穂高内野手。今季39試合目、FA移籍で昨季ホークスに加入してから182試合目にして、初めて4番から外れた。そんな主砲は6回に8号2ランを左翼席に叩き込み、意地を示した。代わって4番に入った中村晃外野手は先制の起点となる二塁打を放つなど、2安打と活躍。大胆な打順変更が功を奏した形となった。

「葛藤自体は2週間くらいはありましたね。主力がいない中で1人で、全てを背負ってやらないといけないという姿が強すぎたというのが我々の見解だったので。それを少し解放してあげようという思いでした」。試合後、そう口にしたのは小久保裕紀監督だった。快勝の前夜、首脳陣ミーティングで語られたこととは――。決断の舞台裏に迫った。

山川の矜持「7番だからやり返しましたではない」

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)