近藤健介を「まだ1軍に上げられません」 上茶谷からNGも…復帰へ上々「怖さない」

近藤は14日の3軍戦で実戦復帰へ「ようやく出られる」
近藤健介外野手と周東佑京内野手が13日、筑後のファーム施設で行われたライブBP(実戦形式の打撃練習)で打席に立った。2人ともに上茶谷大河投手から安打性の打球を放つなど、順調な回復ぶりを示した。4月に腰を手術した近藤は、14日の独立リーグの四国アイランドリーグplus・愛媛マンダリンパイレーツとの3軍戦(タマスタ筑後)での実戦復帰を明言。右腓骨を骨折し、離脱している周東も実戦復帰に向けて「早めにいければ」と語るなど、着実に歩みを進めている。ライブBP終了後、取材に応じた2人のコメント全文は以下の通り。
◯近藤健介選手
――生きた球を久々に見てどう?
「ボールもそれなりに見えていたので、大丈夫ですね。怖さもないです」
――走塁もこなしていたが?
「問題ないです」
――今後のステップは?
「明日(14日)の試合に出ます。3打席ぐらいの準備はしてるかなって感じです」
――DH(での出場)?
「はい」
――自分の中で確認したいことは?
「やっぱり試合での確認になると思います。今までも段階を踏んできて、ここまでは練習翌日に(痛みが)ぶり返すこともなかった。そういう部分の確認ができた上での試合なので、あとは実戦で強度が上がったときの反動などを見ていくことになると思います」
――実戦復帰へ、「いよいよ来たな」という感覚か?
「もちろん。1軍に早く戻りたいという気持ちはずっとあったので。、ようやく試合に出られるので良かったなと思います」
――上茶谷投手が「近藤さんから三振を取ったから、まだ1軍に上げられません」と話していた。
「(対戦前に)言っていたんですよ、かみちゃ(上茶谷)に『三振したら、まだダメだな』って。三振しちゃいました(笑)」
――上茶谷投手との対戦はどうだった?
「良かったですね。リハビリ中も一緒に頑張ってきたので、本当に切磋(琢磨)しながらやれたと思います。対戦は楽しかったです」

周東が言及した復帰目処「痛みはないけど…」
◯周東佑京選手
――ライブBPはフリー打撃とは全然違う感じだったか?
「実戦から離れて3週間くらいですかね。見え方は別にあれですけど、感覚的にはまだちょっと。あまり感覚よくないっていうの嫌だしなあ……。上茶谷が良かったなっていう感じがしました(笑)」
――踏み込む方の足(右足)は?
「痛さはないです。痛みはないけど、少し怖さが残っている感じですかね。強さで言うと、ちょっと弱いかなと。右足をあまり使えていない感じが少しありましたけど、全体的に見たらそんなに悪くないのかなと思います」
――現状の強度でいうとどれくらい?
「ダッシュ? 今の10割です」
――本来の10割まではまだちょっと。
「そもそも、今年はあまり走れていないので、“本来の10割”がどの状態かっていうのが難しいですね。だから別に今の感じの10割だったらいいのかなと思います」
――直線だけじゃないような動きも、今は問題なくできる?
「走る分には大丈夫なのかなと。まだベーランとかやっていないので、多分明日確認してだと思いますけど。そこのスピードも、もうちょい上げてっていうところかなと」
――どれくらいに実戦復帰できるイメージ?
「出ると思います。全然、いける時にいくって感じです」
――いける時は結構早めに来そう?
「その日の状態によって変わるし、早めにいければいいなっていうところです」
――今週末って言われたら、自分の中でいけそうな感じ?
「いけるところまでは来ているのかな、とは思います。あとはトレーナーさんや中谷(将大リハビリ)コーチと話してからになると思う」
――守備もある程度は 、全然大丈夫そうか?
「全然大丈夫です。ベースランニングをやって、スライディングしてってところかなと思います」
(森大樹 / Daiki Mori)