フリー打撃にダッシュも…「日に日にって感じ」
右腓骨を骨折し、リハビリ組で調整を続けている周東佑京内野手が6日、筑後のファーム施設で取材に応じた。この日はフリー打撃にキャッチボール、ダッシュと一連のメニューをこなし、同じくリハビリ中の近藤健介外野手と笑顔で会話する姿も見られた。選手会長が明かした患部の状態、骨折と判明した際の受け止め、そして復帰時期とは――。
「(痛みは)日に日に(治まりつつある)って感じです。さすがにそんな急激には良くならないですけど、がっつり折れているわけじゃない。ひびが入って、(骨の)上が欠けているだけなので。そこは全然、みんなが思っているような激しい骨折ではないので。歩けるし、走れるし、それ以外のこともできるっていう感じです」
4月23日のオリックス戦で死球を受けた患部の状況を詳細に語った周東。当初は骨に異常はないという初見で、25~27日の仙台遠征にも同行した。それでも痛みは引かず、29日に登録抹消。翌30日に病院を受診し、骨折が判明した。
「そりゃ痛いよなって。そりゃ痛みも引かんわーって感じでした。ただ、当たった次の日に(病院に)行ったから、すぐに骨折がわかるかと言われれば、そんなに分からないとも言われたので」。骨折と聞かされた際には驚きよりも、納得した思いの方が強かったという。
「走れれば守れるし、打つ投げるは問題ない」
1軍への復帰時期も明確に定めている。「骨は勝手にくっつくので。別に完璧にくっつくのを待つ必要もないし。時間が解決してくれるから、痛みが引けばっていう感じですね。それはお医者さんからも言われたので」。そう語ったうえで、こう続けた。
「5月中には戻る予定、戻る気ではいます。今はコンさんより早く戻るっていうのが目標ですね。痛くなくなれば戻れるし、痛み引いた時に打つ、投げるが問題なくできるとこまでやっておこうかなっていう感じですね」
4月2日に腰を手術した近藤は5月27日の1軍復帰を目指すと公言している。それよりも先に戻ることをモチベーションとしてリハビリに励んでいる。
「打つ、投げるは全然問題ないので。走る方の強度を上げて。走れれば守れるし、走れるところまで持っていけたらいいです」。明るい表情で力強く語った選手会長。復帰までの道のりが順調であることを願うばかりだ。
(長濱幸治 / Kouji Nagahama)