“恐怖”と隣り合わせで到達した通算200盗塁 周東佑京の本音…「走るだけじゃダメ」

通算200盗塁を決めた周東佑京【写真:栗木一孝】
通算200盗塁を決めた周東佑京【写真:栗木一孝】

節目達成も淡々…「特になしって感じです」

 球界随一のスピードスターにとっては通過点でしかなかった。プロ野球史上80人目となる通算200盗塁をマークした周東佑京内野手は「特になしって感じです。200盗塁だから何かがあるわけでもないし」。4時間20分の熱戦を戦い抜いてのドローという結果もあり、語り口は淡々としたものだった。

 10日のオリックス戦(京セラドーム)。初回に四球を選ぶと、難なく二盗に成功した。今季4盗塁目で“リーチ”をかけると、遊撃への内野安打を放った5回にも再びスタートを切った。二塁へ颯爽と滑り込み、通算603試合というスピードで大台に到達した。

 改めて今後の目標を問われると、「300(盗塁)っすね」ときっぱり言い切った。「僕がしっかり(1番打者に)はまっていれば、勝てる試合も増えると思いますし。クリ(栗原陵矢)と近藤(健介)さんを迎える準備ができればいいなと思います。『はよ帰ってこい』って書いておいてください」。冗談半分に選手会長としての“小言”も忘れなかった。

 今季は開幕から11試合連続で安打を放つなど、快調な出だしを切っている周東。それでも、胸の中には常に不安を抱えている。口にしてきたのは一種の“恐怖”だった。

二塁へスライディングする周東佑京【写真:栗木一孝】
二塁へスライディングする周東佑京【写真:栗木一孝】

和田毅さんに何度も明かしていた“本心”

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)