前田悠伍が壊した“スマートさ”「どうなってもいい」 明らかな変貌…示した捨て身の覚悟

練習試合でバッテリーを組んだ前田悠伍(左)と海野隆司【写真:冨田成美】
練習試合でバッテリーを組んだ前田悠伍(左)と海野隆司【写真:冨田成美】

26日の紅白戦で3者連続3球三振…明らかだった左腕の“変化”

 クールな表情のまま、マウンド上で決意をたぎらせていた。「キャンプが始まってからアピールしきれなかった部分があったので。今日は強い気持ちで臨みました」。26日に行われた韓国ロッテとの練習試合。8回から登板した前田悠伍投手が自らの殻を破って見せた。

 先頭打者にいきなり中前打を浴びると、スイッチを切り替えた。「変に力まずに、いつも以上に腕を振って投げることができたので。それが今日の結果につながったのかなと思います」。切れのある真っすぐをガンガン投げ込み、次打者から3者連続3球三振と圧倒的なピッチングを見せつけた。続く9回も味方の失策でピンチを背負ったものの、気迫の投球で走者は返さず。2回を無失点で、直球は最速144キロを計測した。

 15日の紅白戦では2イニングを5安打2失点と納得いく内容を残せなかった。23日のオリックスとのオープン戦後には倉野信次1軍投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)が「休み明け(26日)からはしっかり評価させてもらうことは選手にも伝えている」と明言。結果が問われるマウンドに向け、左腕は覚悟を決めた。

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)