松本裕樹が語った「9・4」 とうに限界を迎えていた右肩…「アドレナリンでどうにかって」

  • 記者:長濱幸治
    2024.12.09
  • 1軍
ソフトバンク・松本裕樹【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・松本裕樹【写真:荒川祐史】

回復具合は順調 12月中旬にキャッチボールを再開へ

 右肩の状態はまさに「綱渡り」の状態だった。9月4日の日本ハム戦(みずほPayPayドーム)で右肩の違和感を訴え、緊急降板した松本裕樹投手。これが今季最後のマウンドとなった。あれから3か月。右腕は当時の状況をありのままに振り返った。

 12月8日、北九州市内の大型商業施設で行われたトークショーに参加した。何度も笑みを浮かべるなど、シーズン中とは全く違う表情から回復ぶりは見て取れた。来季の目標に「球速160キロ到達」を掲げ、守護神のロベルト・オスナ投手に“挑戦状”を叩きつけるなど、その口ぶりからは確かな自信がうかがえた。

 10年目の節目を迎えた今季は50試合に登板して2勝2敗23ホールド14セーブ、防御率2.89。セットアッパーに守護神と大車輪の働きぶりだった。一方で、シーズン最終盤で戦線を離脱し、リーグ優勝の瞬間に立ち会うことはかなわなかった。日本シリーズでは自身の不在が響き、チームはあと一歩で頂点に届かなかった。忘れられるはずもない「9・4」を右腕はどう消化したのか。

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)