今宮健太が“嫉妬”した前田悠伍の才能「うらやましいですね」 13年前の苦い思い出

  • 記者:長濱幸治
    2024.10.02
  • 1軍
ソフトバンク・前田悠伍(右)を見守る今宮健太【写真:竹村岳】
ソフトバンク・前田悠伍(右)を見守る今宮健太【写真:竹村岳】

チームリーダーが値千金の逆転3点打「負けを消せたことは非常によかった」

 リーダーの一打がチームを、そして何よりもルーキー左腕を救った。1日のオリックス戦(みずほPayPayドーム)。4点ビハインドで迎えた5回に2点を返し、なお2死満塁の好機で打席には今宮健太内野手。鈴木のツーシームを右中間へはじき返した打球が走者一掃の3点適時二塁打となり、この回一挙5得点で逆転に成功した。

 一時は6点差をつけられながらも、それを跳ね返す力が今季のホークスにはある。「0-6になったときは『やべぇな』ってなりましたけど。でもチームとしてもしっかりとつないだ中で5点を取って、そこから逆転できたというのは、やっぱり今年を象徴するというか……。そういうチームだったのかなと思います」。強力打線の一員として戦ってきた男は胸を張った。

 チームの勝利以上に大きかったのは、プロ初登板で洗礼を浴びた19歳の黒星を消したことだ。ドラフト1位ルーキーの前田悠伍投手が3回までに6点を失って降板。敗色濃厚の展開を一振りでひっくり返した。「結果的に前田(悠)の負けが消えたことは非常によかったなと思いますし。打った瞬間はいろいろとほっとしました」。そう振り返ったチームリーダーの目に映った左腕の姿は、結果とは正反対の印象だったという。

チームメートに歓迎されるソフトバンク・今宮健太(中央)【写真:竹村岳】
チームメートに歓迎されるソフトバンク・今宮健太(中央)【写真:竹村岳】

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)