勝ち星が消えても津森宥紀を鼓舞し続けた大関友久…同期だからこそ伝えた“本音”

  • 記者:長濱幸治
    2024.09.01
  • 1軍
ソフトバンク・大関友久(左)、津森宥紀【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・大関友久(左)、津森宥紀【写真:荒川祐史】

目の前にあった勝ち星が一転、黒星に…「信頼や実力を積み重ねていかないと」

 自らの勝ち星が消えても、仲間を応援する気持ちはみじんも変わらなかった。8月28日のオリックス戦(長崎)。3者連続の押し出し四死球を与えた津森宥紀投手に対し、ベンチで手をたたいて鼓舞し続けたのは、この日先発した大関友久投手だった。

 1-0の7回2死満塁で降板した大関の後を受けたのが津森だった。先頭の福田に四球を与えてあっさりと追いつかれると、続く太田にも四球。さらに森への2球目は腰付近への死球となり、1死も取ることができずに右腕はマウンドを降りた。この回の3失点は大関に付き、目の前にあった勝ち星は一転、黒星へと変わった。

 大関にとっては自己最多の8勝目がかかった試合だった。同期で入団した津森の乱調ぶりを目の当たりにしても、左腕は顔色一つ変えずに投球を見守った。その姿勢には大関なりのぶれない“哲学”があった。

ソフトバンク・大関友久【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・大関友久【写真:荒川祐史】

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)