初HRから2軍降格伝達…失意で受けた“まさかの電話” 石塚綜一郎の運命変えた「6時間」

  • 記者:長濱幸治
    2024.08.29
  • 1軍
ソフトバンク・石塚綜一郎【写真:小池義弘】
ソフトバンク・石塚綜一郎【写真:小池義弘】

試合前にかけられた「最終チェックじゃない?」の言葉

 歓喜、落胆、そして驚き――。ジェットコースターの動きのように感情の浮き沈みを経験した6時間だった。楽天モバイルパークで行われた21日の楽天戦。石塚綜一郎捕手にとって忘れられない1日となった。

「7番DH」で今季3度目の先発となったこの試合は、午後6時のプレーボールだった。岩手・黒沢尻工高で3年間プレーした秋田出身の石塚にとっては“準地元”ともいえる仙台の地で躍動した。第1打席でプロ初安打となる中前打を放つと、5回の第2打席では左翼ポール際に1号ソロを運んだ。ダイヤモンドを1周し、ベンチでチームメートからの祝福を受けると、最高の笑みを浮かべた。

 喜びもつかの間、試合終了後に向かったのは監督室だった。小久保裕紀監督から告げられたのは、まさかの2軍降格。失意の中、2軍戦に合流するため神戸行きの飛行機の手配を進めていたところ、夜中に1本の電話がかかってきた。

ソフトバンク・石塚綜一郎【写真:小池義弘】
ソフトバンク・石塚綜一郎【写真:小池義弘】

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)