「できて当たり前のプレー」周東佑京の“深すぎる思考”…常識を逆手に取った「神走塁」

  • 記者:長濱幸治
    2024.07.18
  • 1軍
ソフトバンク・周東佑京【写真:竹村岳】
ソフトバンク・周東佑京【写真:竹村岳】

周東の師・本多コーチも絶賛「相手の心理を一瞬で見抜く」

 まさに「これぞ周東」と呼ぶに相応しい活躍だった。俊足を飛ばしたスーパーキャッチに、相手の“常識”を逆手に取った神走塁……。周東佑京内野手が自由気ままにグラウンドを駆け回った。

 17日のロッテ戦(みずほPayPayドーム)。まずは初回2死三塁で岡の右中間への大飛球をフルスピードで追い、見事にスライディングキャッチ。プロ初先発のルーキー、大山凌を助けるファインプレーだった。

 1点を追う5回は先頭で左前打を放つと、今宮健太内野手への2球目に32個目の盗塁となる二盗に成功。今宮はワンバウンドの変化球に空振り三振を喫したが、捕手の一塁送球の間に三塁を陥れる好走塁でカバー。内野陣が前進守備を敷く中で、続く吉田賢吾捕手の二ゴロで本塁へ突入。頭から滑り込み、同点に追いつく1点をもぎ取った。

「ああいう走塁があるから(試合に)出られているわけで。できて当たり前のプレーですけど」。事もなげに言い切る姿に、“走り屋”としてのプライドが詰まっていた。特に“野球偏差値”の高さを示したのが三振の間に三塁へ進んだプレー。野球選手としての「常識」に隠された隙を見逃さなかった一瞬の判断を、本人に、そしてコーチに解説してもらった。

ソフトバンク・本多雄一内野守備走塁兼作戦コーチ【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・本多雄一内野守備走塁兼作戦コーチ【写真:福谷佑介】

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)