2度の指名漏れ経験した“最高の仲間” 仲田慶介が再会…交わした会話「どっちも実力不足」

  • 記者:上杉あずさ
    2024.06.20
  • 1軍
ソフトバンク・仲田慶介【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・仲田慶介【写真:荒川祐史】

6月7日の交流戦で仲田は福岡大時代の同級生の井上と再会を果たした

 夢の舞台での感慨深い再会だった。6月7日から横浜スタジアムで行われたDeNAとの交流戦。仲田慶介内野手は久しぶりに福岡大の同級生でもあるDeNAの井上絢登内野手と顔を合わせた。最大のライバルかつ最高の仲間。「大学の時からずっと一緒にプロを目指してやってきたので、それが1軍で再会できて嬉しいです」。ともに1軍の選手として果たした再会を、仲田は感慨深そうに振り返った。

 時は2021年10月に遡る。この年のドラフト会議。仲田と井上はプロ志望届を提出し、運命の日を迎えた。だが、会議がスタートして3時間が経っても、ともに名前は呼ばれなかった。最後の最後に名前を呼ばれたのは仲田だった。ソフトバンクが育成14巡目で指名。その直後に「選択終了」のアナウンスが流れた。128人中128番目で指名された仲田は安堵の涙を流した一方で、井上は指名漏れとなった。

 仲田と井上は福岡大の外野手として1年生の頃からずっと一緒に練習してきた。グラウンドを離れてもトレーニングに励むなど、切磋琢磨した仲間だった。「井上には1番感謝している。来年一緒にプロになりたいからお互いに頑張ろう」。仲田はドラフトの後、井上へ思いをこう伝えた。いつか、NPBの1軍の舞台での再会を――。仲田は育成から支配下を、井上は四国ILの徳島からNPBを目指し、それぞれのステージへと進んだ。

(上杉あずさ / Azusa Uesugi)