将棋通の杉山一樹がたどり着いた「歩マインド」 好投続きも狙わない“成り上がり”

  • 記者:長濱幸治
    2024.06.18
  • 1軍
ソフトバンク・杉山一樹【写真:中戸川知世】
ソフトバンク・杉山一樹【写真:中戸川知世】

6年目の今季は早くも自己最多20試合に登板、防御率1.71と抜群の安定感

 入団から5年間抱えてきた、さまざまな“感情”は捨てた。「僕は“と金”にはならなくていいんです」。自らのメンタルを将棋に例えて明かしたのは6年目の杉山一樹投手だった。今季好投を続けている右腕の変化とは――。

 2018年ドラフト2位で入団した26歳。最速160キロを誇る剛腕にかかる期待は常に高かったが、昨季までの5年間で通算47試合に登板し、3勝5敗2ホールド、防御率4.99と苦しい日々が続いた。そんな右腕が今季、見違えるほどの投球を見せているのには理由があった。

ソフトバンク・杉山一樹【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・杉山一樹【写真:荒川祐史】

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)