石川柊太の好調示す驚異の「63.4」とは… 11年目にして進化を遂げた“ゴリ押し投球”

ソフトバンク・石川柊太【写真:竹村岳】
ソフトバンク・石川柊太【写真:竹村岳】

約1か月ぶり先発で6回1失点…今季2勝目に見えた32歳の進化

 プロ11年目の石川柊太投手が32歳にしてなお進化を示している。鍵になるのは「147.6」「63.4」という2つの数字だ。8日の日本ハム戦(みずほPayPayドーム)でおよそ1か月ぶりに先発し、6回1失点の好投で今季2勝目を挙げた。奪った18アウトのうち、13個がフライアウトによるもの(5個は三振)で、うち10個の決め球は直球だった。ここまで防御率1.42と安定した投球を続けている右腕が新境地を開拓している。

 若々しさに満ちた投球だった。初回に1点を失ったものの、その後は持ち前のハイテンポな投球がさえた。3回からは4イニング連続で走者を出さず、6回をわずか71球で投げ切り、チームを4連勝に導いた。何より効果的だったのは全投球のうち45球を締めた真っすぐ。石川が口にしたのは、例年とは違う手ごたえと、日本ハムに対する研究から導かれた戦略だった。

(長濱幸治 / Kouji Nagahama)