ヒーロー翌日に2軍降格、サヨナラ負けに「泣いちゃった」 岩井俊介が味わった天国と地獄

  • 記者:上杉あずさ
    2024.04.12
  • 1軍
ソフトバンク・岩井俊介【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・岩井俊介【写真:荒川祐史】

大興奮だった初登板前のブルペン「ジャンプしちゃった」

 2軍降格になっても、すこぶる前向きだった。ドラフト2位ルーキーの岩井俊介投手は元気いっぱいに語った。「ここですよ、勝負は! この期間っす。マジで成長できそう」。4月4日のロッテ戦(PayPayドーム)でプロ初登板を果たし、救援で1回無失点。ただ、翌5日に出場選手登録を抹消された。2軍での日々も、自身のチャンスだと捉えていた。

 春季キャンプはB組スタートだったが、オープン戦からA組に昇格。実戦で結果を残し、澤柳亮太郎投手、村田賢一投手と共にルーキー3人で開幕1軍入りを果たした。プロ初登板となったロッテ戦は7点リードの9回にマウンドに上がり、1イニングを9球で封じた。「点差はありましたけど、自分の投球というか、全球ストライクゾーンで勝負できたのはよかったです」。岩井は頷き、振り返った。

 開幕から接戦続きで、ルーキーに登板機会はなかなか訪れなかった。いつ呼ばれてもいいような準備をしながら、初登板を待ちわびていた。前日3日の試合は延長12回の熱戦になり、ホークスは6投手を費やした。迎えた4日の試合は初回に打線が6得点。そのまま試合を優位に進め、7点リードの最終回、その時がやってきた。

(上杉あずさ / Azusa Uesugi)