ソフトバンクは31日、本拠地PayPayドームで行われたロッテとの開幕戦に4-0で勝利した。先発した大関友久投手が7回無失点の好投。0-0の6回無死一、二塁で栗原陵矢外野手が右中間席に1号3ランを放った。これで2017年から7年連続で開幕戦勝利。試合後に取材に応じた藤本博史監督のコメント全文は以下の通り。
――きっかけは近藤選手のヒットだった。
「2番に近藤が入っているということは、ランナーに出る確率が高いので。返してくれる形になれば、ホークスの打線のつながりが出てくるんじゃないかなと思います」
――大関選手は7回無失点。
「初回から飛ばしていた。7回に危ないところはありましたけど、あそこを抑えてくれてね。本人もこれから乗っていけるんじゃないかなと思います」
――開幕戦は7年連続で白星。
「そうなんですか。素晴らしいですね」
――連勝街道といきたい。
「できればやりたいです」
――去年のお神輿に比べて、今年のエヴァンゲリオン初号機の座り心地はどうでしたか。
「周りにスターティングメンバーもいたので、だいぶ緊張感もほぐれて。ゆっくり出られました」
（ペン囲み）
――大関選手が試合を作った。
「初回から飛ばしてくれていたしね、5回途中まで？ 6回までかな。完全に抑えていたんでね。一応100球をメドに考えてたんですけど、球数も少なく7回までいってくれたっていうのはすごく大きかったと思います」
――7回のピンチも任せた。
「ピッチャーは（肩を）作っていたんですけど、そこを乗り越えないと、先発ピッチャーですから。まだ100球いってないんで、あそこを何とか乗り越えてくれないと、これから先が心配になるんで、今日はあそこを乗り越えてくれたということで、これから大関はもっともっと大きくなっていくんじゃないかなと思います」
――開幕投手を託して、それに応えてくれた。
「そうですね、ありがたいですね、本当によくやってくれました」
――8回は選択肢ある中で松本裕投手。
「一応、もう3点差以上はもうオスナは投げないという予定でいたんですけど、本人がどうしても開幕だから投げたいということで直訴してきたんで、8回は松本（裕）ってもう2人の斉藤コーチが決めていたんでね。松本はオープン戦よくなかったんですけど、やっぱりどっちかというとスイッチ入れ替えるタイプなんで、開幕戦になったら今日もやっぱり150キロ出てるし、ヒットは打たれましたけど、しっかり0点で抑えているんで、これからも8回というところはモイネロが来るまで状態のいい選手でいくということで」
――栗原選手の3ラン。
「もう素晴らしいですね。オープン戦の状態そのまま開幕に入ってきてくれてますよね」
――2番、3番が出るっていうのも本当に監督が思い描いた通り。
「近ちゃんがヒットで出て、柳田がフォアボールで繋いでっていうところですからね。あそこはもうサインなんか全く何もないところですから、クリーンアップですから。よく繋いでいってくれたなと思います」
――牧原大選手、周東選手にもヒット。
「周東も途中からだったんですけど、ヒット1本出て、本人も昨日よりは今日、一昨日より昨日と、徐々にバッティングも良くなってきてるって本人も言ってるんで、近いうちにスタメンもあるんじゃないかなと思います」
――近藤選手と中村晃選手が球数を投げさせる。
「そうですね、晃もよく粘ってたし、近藤もほとんどが3ボール2ストライクにいくんじゃないかぐらいのカウントだしね。その辺は相手ピッチャーにとったら嫌じゃないかなと思いますよね」
――序盤は固さがあった？
「みんなやっぱり開幕はいい意味で緊張するんですけど、相手の小島くんもカットとかフォークが良かったんじゃないかな。キャッチャーの田村くんがちょっと去年マスク被ってないんで、リード面で冴えとったなという感じですね」
――正木選手は緊張もあった。
「明日も行きますよ、はい。今日は緊張しても、明日はほぐれているだろうから。明日、右ピッチャーから打ってくれたらいいんじゃないですか」
――開幕戦での1勝というのは。
「やっぱり開幕ダッシュするには開幕の1勝からですからね。これは本当大きいと思います」
――昨日は登場は「何もない」と。
「知らんかったもん。今日来てから『センターに行ってくれ』と。誰と行くのかと思ったら『選手みんな』って言うからね。でも『楽やな』ってみんなで笑いながら行きました。1人で去年は通ったんだから」
――エヴァンゲリオンはご存知ですか？
「知ってますよ。3号機まで知ってます」
