甲斐野と正木の状態が上向き、昇格の鍵は? 小久保2軍監督の一問一答全文

7試合連続無失点の甲斐野は「良かったり悪かったりじゃ信頼を得られない」

――正木選手はヒット2本。
「その前に打ち損じのサードゴロもありましたけど、正木はちょっと状態上がってきていますよ」

――正木選手の状態が上がっていく経緯は。
「ちょっと(打撃投手で)投げてて、インサイドのボールが1個分くらいズレてたんで。インサイド得意なんですけど、それも外が届いてなかったんで。良い時はバットが内から外に出て、右中間に結構打球が飛んでいたんで。この前みたいなセカンドの頭越えたようなタイムリーが出てくるといいなというところ。今日もまだちょっと早い。もうちょっとセンター方向に入っていったら。真っ直ぐ1本でいったから、ああなったんですけど。投げていたらよく分かります。だいぶバットが内から出だして、外のボールをケアできてる。最初の頃は悪い時は外投げたら見送ったり、全然バット届いてなかった。そこは彼に話したところでした」

――甲斐野投手の状態も上がっている
「そうですね。左バッターに対して抜けることが多かったんですけど、そこを上手く修正、ピッチングコーチと一緒に、この間も名古屋でロープ張りながら、角度調整しながらやってましたけど。修正出来てきてるし。(甲斐野が投げた8回は)クリーンナップで1点差の所なんで、1番今日の中ではしんどいところを行ったんですけど、見事なピッチングで、次の回に点が入ったと言ってもおかしくないですよね」

――1軍で通用する状態に?
「今のことを続けることじゃないですか。良かったり悪かったりじゃなかなか信頼を得られないので。良い状態を続けていくことが彼がまたあのポジションで。元々経験もあって、侍にも選ばれてるような選手。球の力は申し分ない。肘の不安もだいぶ取れてきてるでしょうから。続けることですね」

(上杉あずさ / Azusa Uesugi)