リチャードに求めるプロとして“あるべき姿”とは? 鷹・藤本監督の一問一答全文

「浮き沈みを表に出したら、プロの選手じゃない」

――柳田選手は昨日初めて守って、どうですか。

「交流戦に向けて当然もう守ってもらわないとね。柳田が打線に入ってなかったら、やっぱりうちのチームとしては、核がいなくなってしまう。そこは守ってもらいます」

――デスパイネ選手は、昨日初めてスタメンで出ましたけど状態は。

「状態は普通ですね。良くはないですね。ただ打席に立つということの中で、相手がちょっと嫌がってるという、やっぱり警戒するところはあるんで、そこで神経を使わせるのも一つの手かなっていうのは、感じますね。状態はまだ万全じゃないです」

「リチャードはどうですか?」

――リチャード選手とは何かお話とかで気持ちの部分で伝えましたか。

「浮き沈みがあるのは、プロ野球の中で当然ですけど、それを表に出したら、プロの選手じゃないんですよね、そこはこれからリチャードが大きくなるためのポイントじゃないかなと思います。2軍や3軍のときはもうケツを叩いて『やれ!』『いけ!』ってやったけど、1軍でそれをやっても、結局打てなかったら落ち込むんですよね。それはもう1軍の場所では見せるもんじゃないです。やっぱお客さんが、ファンがみんなを応援するわけだから、そこで良いプレーを見せるんだって強い気持ちを持ってやらないと。リチャードもあと何段と上がっていかなきゃいけないところで、階段を上がれないと。そこはもう自分自身です。そこはもう期待してますよ。ハングリー精神、なにくそ魂でやってもらった方が、特にリチャードはいいんじゃないかなと」

「交流戦に向けてどうしたらいいでしょうか」

――セ・リーグの本拠地だとロースコアで1点を争うゲームになるのでは。

「打線的には落ちるよね。もともと9番を打ってた選手が8番にくるわけだから。9番にはピッチャーが入るわけだから、そこは期待できないよね。だから1番から8番までで何とか得点する。そういう野球をする。難しいね。いい案ないですか?」

「和田にまずは1勝をつけてあげたいっていうのがある」