アンダースローの與座どう攻略? 鷹・藤本監督の試合前の一問一答全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:福谷佑介】

東浜巨の中5日での先発は「沖縄っていうのもあるから」

 ソフトバンクは17日、沖縄・那覇市のセルラースタジアム那覇で西武と対戦する。沖縄出身の東浜巨投手が故郷で先発。西武も東浜の沖縄尚学の後輩にあたる與座海人投手が先発する。ソフトバンクの藤本博史監督が試合前に報道陣に対応。中5日で東浜をマウンドに送る理由などを語った。

 藤本監督の問答は以下の通り。

――東浜くんが中5日で先発。
「あんまりそういうのは意識しない方がいいと思います。逆に、向こうは(前回)やられてるんだからね。前回の屈辱があって、それを何とか晴らそうとするしてくるわけだから。前回が良かったから、そのまま行くっていう感じより、自分のピッチングをしてくれたら、そっちの方がいいんじゃないかなと思います」

――中5日は東浜投手の状態が良いからこそ?
「もう自信もって投げてくれていいですよ。中5日は沖縄っていうのもあるから。いろいろ投手コーチがやりくりしてくれているんでね」

――自信を持って投げてもらいたい。
「うん、そうですね。あんまり中5日とか本人も関係ないって言っていたんで。今は状態がいいので、状態がいいまま投げてくれたら。無駄なフォアボールとかね、そういうのをなくしてくれたら。投手コーチも言ってたけど、まずはなんとかこっちが点を取るまで、0点で頑張ってくれと。先行、中押し、ダメ押しっていうのが1番勝てる秘訣だと思う。中盤リードされとったら、相手はいい投手が出てくるんでね。なかなかこっちも打線がいいって言ってもなかなか点が取れるわけじゃないし、繋がることも難しいと思う。7、8、9回に(力が)落ちるピッチャーを出すためにはどうしたらいいかと考えたら、6回まで先行するのがベストじゃないか。そのためには、もう1回から点を取れるようにこっちも作戦を考えながら。当然バントもあるし、エンドランもあるし、動きながらやっていきたいなと思う」

――アンダースローはあまり対戦がない。
「前回途中で投げてきたけどね。スミスが途中で代わって抑えられたっていう感じがあるけど。アンダースローだから、ちょっとボールが浮き上がってくるっていうところを意識したら、少しバットが下からいく人はライナー打つぐらいのつもりで入った方がいいんじゃないかなと思います」

――前回は柳田選手がホームラン。
「柳田は状態いいからね。彼らにボールを上から叩くとか、言うまでもないでしょ。12球団でもトップクラスのバッターなんで。今売り出し中のバッターとかね、若い選手はああいうピッチャーとまだ対戦もあまりないし、そういうアンダースロー打ちにいくためにはちょっとライナー打ちにいったぐらいの方が、しっかり捉えられるよっていうのを分かってくれればいいかな。上林なんかの空振りを見てたら、ほとんどボールの下を振ってるからね。アンダースローは真っ直ぐがちょっと浮き上がってくるんで、上からいく気持ちがなかったら捉えにくいんじゃないかなと。それと引っ張りにかからないことだね。もう本当センター中心、基本通りにセンターにライナー打ちにいったら、案外、僕の経験上、打ちやすかったですよ。僕、アンダースロー、サイドスロー好きだったんでね」

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