甲斐拓也をスタメンから外す考えは? 鷹・藤本博史監督が試合前に語ったこと

甲斐のリード面にも言及「山川に打たれた後からちょっと弱気になっている」

――レイ投手は間を空ける?
「中に入るかもしれないです。森がいない中でやっぱり後ろがね、勝ち続けたら連投になってしまうからね。今、大関はちょっとまとまってきたし、杉山がこのままハマってくれたら。あとチャトウッドをどこかで入れたいな、交流戦ぐらいかな」

――松本くんも先発?
「ちょっと今、杉山とか大関でも投げてみないとわからない。レイもそう。早く終わったときのロングリリーフってのがいないと。板東はロングリリーフはできない。藤井と同じで1イニングを全力でいってくれる方がいい。そういう意味では松本が一番、できる人。笠谷が入ってくれたらいいけど、投げてみないといけない。ちょっといろいろと試し試しやっているので、これから面白くなりますよ」

――レイの中継ぎ。
「中継ぎではめるわけじゃない。中継ぎに入ってまた先発っていうのも本人はできるって言うんで。本人から俺は中に入ってもいい。2軍で調整するんだったら、中継ぎでいけると。いろいろ探りながらねやってます」

――先日、城島さんがこられて話し込まれていた。
「甲斐のことですよ。キャッチャーですからね。ブロッキングとか、肩はもう日本で1番ですからね。あとはもうバッテリーとの信頼関係、リード面というのはね。今はね、打たれちゃいけない、打たれちゃいけない、と。山川に打たれたでしょ。あの後からちょっと弱気になっている。昨日も5回、石川に変化球ばっかり。やっぱあの辺でインコースいかんとさ、甲斐からすれば、ここでホームラン、長打打たれちゃいけないという気持ちが強いから、ああなっている。わかるよね。打たれたら甲斐の責任、抑えたら甲斐のおかげだから。キャッチャーというのそれだけ厳しいポジションなんで。今はちょっとパニックになってる可能性はある。でも、そこを乗り越えないとね、うちの要なんだから」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)