三笠GMが語る小久保監督の“変化” シーズン序盤にベテラン起用の背景…目標だった貯金28の意味

  • 記者:福谷佑介
    2026.10.28
  • 1軍

「投手の枚数が難しい中で」…倉野コーチと重ねたシミュレーション

 ソフトバンクは28日、みずほPayPayドームでの「SMBC日本シリーズ2026」 第4戦に勝利し、2年連続の日本一に輝いた。今季は球団の福岡移転後初となるパ・リーグ3連覇を成し遂げると、日本シリーズではDeNA相手に4連勝で2年前の雪辱を果たした。「鷹フル」では編成部門の責任者である三笠杉彦取締役GM(以下、三笠GM)の独占インタビューを実施。現場を預かる小久保裕紀監督のチームマネジメント能力について明かし、指揮官に起きた“変化”についても言及した。

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 日本ハムとのクライマックスシリーズファイナルステージから怒涛の7連勝で2年連続の日本一を成し遂げたホークス。編成のトップとして今季のチームをどう見つめていたのか。三笠GMが絶賛したのは、グラウンドを預かる指揮官の手腕だった。

「本当に素晴らしいマネジメントだったと思います。今年は特に投手の枚数が難しい中で、投手コーチともよく相談をしながらやってくれたんじゃないかなと思います」

 今年のホークスは特に先発陣のやりくりに苦しんだ。故障や不調での登録抹消が重なり、夏場は2週間先の先発ローテーションすら組めない状況だった。倉野信次投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)と日々、シミュレーションを繰り返す。パズルを埋めるようにローテを組み替え、なんとか白星を積み重ねていった。

 そんな事情も相まって進んだのが、喫緊の課題とされてきた世代交代だった。毎年のように勝利を求められるチームにおいて、最も難しいとされる作業。その決断の連続の中で、三笠GMは指揮官の“ある変化”を見ていた。シーズン序盤にベテラン起用を優先した背景、そしてシーズン前に計算していた「貯金28」の意味とは――。

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この先で分かる3つのこと

世代交代を進める中で小久保監督が抱いた葛藤と決断
長谷川コーチの打順案を小久保監督が受け入れた理由
三笠GMが明かす優勝をもたらす「貯金28」の数式
日本シリーズ第3戦でサヨナラ本塁打を放った正木智也を出迎える小久保裕紀監督【写真:栗木一考】
日本シリーズ第3戦でサヨナラ本塁打を放った正木智也を出迎える小久保裕紀監督【写真:栗木一考】

「城島CBOと小久保監督がよく話し合ってやってくれています」

小久保裕紀監督と長谷川勇也打撃コーチ兼スキルコーチ【写真:栗木一考】
小久保裕紀監督と長谷川勇也打撃コーチ兼スキルコーチ【写真:栗木一考】

「打順も長谷川コーチの提案をほとんど受け入れてる」

「週に1個、勝ち越しができれば、必ず優勝する」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)