CSはアドバンテージ2勝も「3勝せないかんのは一緒」
ソフトバンクは5日、楽天モバイル最強パークで行われた楽天戦に1-3で敗れた。先発・上茶谷大河投手は初回、1死満塁から押し出し四球で先制点を献上。2回にも犠飛で1点を失い、3回47球、3安打1奪三振3四球2失点でマウンドを降りた。2番手の徐若熙投手は2回を投げ、1安打3奪三振1四球1失点。6回からジャクソン・ラトリッジ投手が1回1/3を投げ、伊藤優輔投手、津森宥紀投手が無失点で繋いだ。
打線は5回、先頭の庄子雄大内野手が右前打で出塁すると、すかさず初球から盗塁に成功。続く正木智也外野手の三振の間に三塁へ進み、周東佑京外野手の二ゴロの間に生還した。積極的な走塁から1点を返したものの、6回以降は得点を奪うことができなかった。試合前後に取材に応じた小久保裕紀監督はCSに向けた調整プランなどについて言及。上茶谷の3回降板の理由などについても明かした。指揮官の主なコメントは以下の通り。
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この先で分かる3つのこと
CSへ向け3軍戦も活用する、小久保監督の調整プラン
コーチ陣への権限委譲で築いた「1つの組織」の強み
「1年やった位じゃ…」小久保監督が説くレギュラー像
試合前
9月以降も戦い方を確立してここまできた。
「まあ一応、2位と10ゲーム差は頭には入れてましたけどね。まあまあ、選手の力じゃないですか」
CSに向けては。
「14日にいい状態に持っていく準備期間にしたいですけどね。体調が悪い選手は体調を戻して、怪我している選手はちょっとでも治すという期間にして。明日移動で休んで、明後日も休んで、8日から4勤して、1日休んで、前日練習してから本番なので。投内連携とかライブBPとかのメニューはもう全部コーチが組んでいる。あと3軍戦をうまく利用して、調整登板をさせる人は調整登板させます」
野手の方でも3軍戦に出る選手は。
「いないんじゃないですか、聞いていないけど。(選手には)聞いているやろうけど、多分誰もいないでしょう」
今日はリバン・モイネロ投手が投げて、明日以降も投げる投手がいる。
「明日は誰も投げない。今日は(ダーウィンゾン・)ヘルナンデスが投げるかな。ドームのマウンドの方がいいからね」
CSの前に本拠地でゲームがあるのはピッチャーにとって大きい。
「それはもう去年から球団の人も一緒に動いてくれて、ドームで3軍戦を組んでおいてもらって、1軍のピッチャーが(投げる)。ピッチャーからしたら相手は誰でもいい。マウンドでしっかり投げられればいいので。一昨年の反省を活かして、去年も組んでもらった。年々そういうふうにCSに向けては、それも1つの組織として動いています」
1週間で6試合は多い。
「そうそう。雨で中止の心配もないし、ピッチャーからすると、それが1番いいでしょう」
野手だと山川穂高選手が「みやざきフェニックス・リーグ」に行く。
本拠地の実戦形式はライブBP? 紅白戦ではなく?
「紅白じゃなく、ライブBPを11日と言っていたかな」
CSに向けて、監督の中で「ここだけは詰めておいてほしい」というものは。
「いや、もう言う前に全部入っていました。3年やっていますしね。まあまあ、その辺は優秀なコーチが多いですから」
それも3年かけて積み重ねて、コーチにいろいろ任せてきたからこそ。
「それが一番大きいんじゃないですか。やっぱり責任を与えて、権限を委譲するとなるとね。そうなるでしょう」
アドバンテージが2勝というところで、1勝の時と戦い方、考え方は違ってくるか。
「全然変わらないですよ。3勝せないかんのは一緒なんでね、基本的に。だからこっちのローテーションを、誰をどの順番にぶつけていくかみたいな話は終わっているので。そこは変わりません、戦い方は」
ここから若い選手の選別もある。
「いやあんまりないですよ。川村(友斗)の足首の状態がどうなのかで、間に合わなければまた考えるでしょうけど、基本的にはもうそこがボーダーで。今日来ているメンバーは、抹消したメンバーが多かったので、1試合だけでもというので呼んでいるだけなので」
10ゲーム差のことがあると、若手の出場機会が減ってしまう。
「まあでもしょうがない。ルールが変わったからしょうがないでしょう。それはフロントも理解していたので」
競争を抜け出し、自分で出てくるしかない。
「それもそうですし、実際、庄子や正木はレギュラーシーズンで出てきたんで、別にチャンスはあるじゃないですか」
正木選手はレギュラーを掴んだ。
「やっぱり痛みに強いというのは、もう1番この世界では大事なことなので。でも、栗原もそうですけど、1年成績を残す選手なんていっぱいいる。3年成績を残したやつはいないので。佑京がようやく本当のレギュラーかなっていう。それ以外はまだ本当のレギュラーじゃない。やっぱり誰もが認める中心、トッププレーヤー、レギュラーとなると、首脳陣の評価もそうですし、ファンもそうですし、1年やったぐらいじゃ、もう星の数ほどいますよ」
試合後
近藤健介選手は首位打者はならなかった。
「チャレンジはしたんでね。でも、3割30本100打点なんで、立派な数字ですよ」
周東選手も30盗塁に到達。
「『あと1個走りたい』と言っていて、サッと決めるところがね」
フル出場もした。
「今日は最後までと決めていた。ここまで段階を踏んでいたのでね」
上茶谷投手は3回で降板。
「もともと今日は3回の予定だったんで。ラトリッジも、徐若熙も回またぎで投げなきゃいけなかったんで、こっちの事情です。見てみたかったので。徐若熙もこの4試合で2試合投げる予定だったので」
見てみてどうだった?
「今は答えられないですね。評価はうちうちではしているので」
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)