大山凌「悔しさすらもない」…歓喜の瞬間に抱いた本音 始まった挑戦「逃さないように」

  • 記者:飯田航平
    2026.09.20
  • 1軍
19日の楽天戦に登板した大山凌【写真:大山凌】
19日の楽天戦に登板した大山凌【写真:大山凌】

ポストシーズンをかけた生き残り

“前回登板”とは違った表情で球場を後にした。実に116日ぶりとなる1軍のマウンド。「久しぶりだったけど、腕を振って投げられました」。今季3度目の登板を終え、引き締まった表情で語ったのが大山凌投手だ。5回2死満塁でマウンドに上がった右腕は、胸の奥にある“つっかえ”を自らの手で拭い去った。

 19日の楽天戦(楽天モバイルパーク宮城)、先発の前田悠伍投手が5回2死までに5失点と苦しい投球を見せると、小久保裕紀監督は大山をマウンドに送った。この場面で吉野を空振り三振に仕留めると、続くイニングも無失点に抑える投球を見せた。「制球のところで課題があったけど、そういうのは出なかった」と、指揮官も頷いた。

 前回登板にあたる5月26日の巨人戦(東京ドーム)では、7点リードの8回に登板したが、1死も奪えずに2失点で降板。肩を落としながら球場から引き上げると、翌日に登録を抹消された。9月12日に再昇格を果たしながらも登板機会のなかった男は、どのような思いで約4か月ぶりのマウンドに向かい、腕を振ったのか。今季わずか2登板で迎えた“歓喜の瞬間”――。強く感じた思いがあった。

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この先で分かる3つのこと

優勝の歓喜の陰で、大山凌が抱いていた「意外な胸中」
昨季の苦いトラウマを打ち破るため掴んだ「自信」
倉野コーチが大山へ直接伝えた生き残りの「条件」
優勝時に記念撮影した投手陣【栗木一考】
優勝時に記念撮影した投手陣【栗木一考】

2軍で過ごした日々…「改めて良かった」

(飯田航平 / Kohei Iida)