前田悠伍が志願した仙台入り「集中したいので」 タクシーで見た優勝の瞬間…分かっていた“大事な試合”

  • 記者:飯田航平
    2026.09.18
  • 1軍
前田悠伍【写真:栗木一考】
前田悠伍【写真:栗木一考】

「練習をおろそかにしたくなかった」

 歓喜に沸くチームの中に、前田悠伍投手の姿はなかった。17日、京セラドームで行われたオリックス戦に勝利し、パ・リーグ3連覇を達成したホークス。胴上げにも、祝勝会のビールかけにも、背番号41の姿はない。高卒3年目の21歳は、チームが頂点に立ったその瞬間を、どこで見ていたのだろうか――。

「準備が一番大切なので。胴上げやビールかけに参加してから移動して、今日練習することもできましたけど、嫌でした。練習をおろそかにしたくないので」

 歓声に包まれる大阪から遠く離れた仙台の夜。チームが頂点に立った一方で、前田悠自身のシーズンはまだ終わっていない。歓喜の輪を自らの意思で離れたのは、「登板2日前には現地に入る」というルーティンを徹底して守ったからだ。胴上げの瞬間がいつ来ようとも、自身の準備を一切妥協しない。優勝の余韻さえ断ち切ってルーティンを貫いた。そんな左腕が見据えるものとは――。

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18日の練習中にメモを取る前田悠伍【写真:飯田航平】
18日の練習中にメモを取る前田悠伍【写真:飯田航平】

タクシーの中で見た歓喜の瞬間

タイトルの「意識はしない」

(飯田航平 / Kohei Iida)