極秘に進んでいた“投手・川瀬晃” ボロボロの1年間も貫いた献身…医師から告げられた「完治しない痛み」

  • 記者:福谷佑介
    2026.09.17
  • 1軍

悔しさの残る3連覇「今年の優勝は味が薄いですね……」

 2026シーズン、ホークスは3年連続のリーグ優勝を飾りました。鷹フルでは主力選手はもちろん、若手やスタッフにもスポットライトを当てながら今シーズンを振り返っていきます。チームに欠かせないユーティリティプレーヤーとして貢献した川瀬晃内野手は、心身ともにボロボロの状態で1年間を戦っていました。危機的状況になった身体と、密かに計画が進められていた「投手・川瀬」――。優勝にも悔しさを滲ませる、その心中に迫ります。

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「今年の優勝は、味が薄いですね……」

 苦笑いを浮かべて、川瀬はこう溢した。福岡移転後初となるパ・リーグ3連覇。チームは新たな歴史を刻んだものの、その表情は晴れやかとはいかない。悔しさの残る1年を「ビールかけはノンアルコールビールで」と例えた。

「自分のやりたいことができなかった。出たところで結果を残せていたかというと、そうではないので」。昨季はチームの救世主として大きな貢献を果たした。ただ、今季はここまで66試合の出場で打率.209。昨季から出場試合数も、打撃成績も下げることになった。

 プロ11年目。川瀬は今までの野球人生で味わったことがないほどに苦悩し、苦闘していた。「自分のようなタイプは、1年間を通して1軍にいなきゃいけない。自分の中でも目標ではあったので、そこは悔しいですね」。はつらつとしたプレーの裏側で、医師から「完治しない」と告げられた首のヘルニア。いつ発症するか分からない不安と恐怖を抱えながら、チームに貢献しようと自ら入ったブルペン――。川瀬の独白で2026年を振り返る。

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この先で分かる3つのこと

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川瀬晃【写真:加冶屋友輝】
川瀬晃【写真:加冶屋友輝】

医師から伝えられた診断は…「怖いですね」

川瀬晃(右)と庄子雄大【写真:栗木一考】
川瀬晃(右)と庄子雄大【写真:栗木一考】

川瀬を奮い立たせた後輩の姿「負けていられないって思い知らされた」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)