廣瀬隆太が消し去った“悔しい残像”…「自分の想像を超えた球」 今季1号で弾けた笑顔の背景

  • 記者:飯田航平
    2026.08.23
  • 1軍
廣瀬隆太【写真:栗木一考】
廣瀬隆太【写真:栗木一考】

脳裏に焼きついた残像

 こらえきれない思いが、満面の笑顔になって弾けた。廣瀬隆太内野手が放った今季1号には、しっかりと進化の証が刻まれていた。19日の日本ハム戦(エスコンフィールド)。4回1死一、二塁の場面で左腕・細野が投じたフォークボールを捉えた打球がレフトスタンドへと消えていくと、三塁ベースを回る廣瀬の顔にこぼれるような笑みが広がった。ベンチ前で迎えるナインと力強くハイタッチを交わすその姿には、特別な手応えがにじんでいた。

 16日に約1か月ぶりとなる1軍復帰を果たした25歳。その間の2軍生活で取り組んできたことが結果となって現れた一打でもあった。その背景にあるのは、脳裏から消えることのない“ある打席”の残像だ。「あれが一番残っていますね」。いつでも瞬時に思い出せる悔しい記憶――。屈辱を上書きするために、泥臭い試行錯誤を重ねてきた。

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この先で分かる3つのこと

・廣瀬の脳裏に消えず残っていた「屈辱の打席」の真実
・2軍降格時にコーディネーターが渡した「左投手攻略資料」
・課題の「半速球」を完璧に捉えたスイング改造のポイント
6月10日の阪神戦で三塁ゴロに倒れる廣瀬【写真:栗木一考】
6月10日の阪神戦で三塁ゴロに倒れる廣瀬【写真:栗木一考】

見直したスイングのメカニズム

(飯田航平 / Kohei Iida)