伊藤優輔「ぼちぼちです」 “寡黙で賢い”右腕の熱い思い…福岡で破ろうとしている自らの殻

  • 記者:飯田航平
    2026.08.14
  • 1軍
伊藤優輔【写真:栗木一考】
伊藤優輔【写真:栗木一考】

意識する「試合を落ち着かせる投球」

 寡黙な男が、淡々と自身の役割を全うしている。今季、ビハインドや点差の開いた場面を中心に登板を重ねる伊藤優輔投手。自己最多の23試合に登板して1勝負けなし、防御率2.08という成績を残しているが、返ってくるのは「ぼちぼちです」という控えめな言葉だ。

 13日にみずほPayPayドームで行われたロッテ戦。2点ビハインドの8回からマウンドに上がった右腕は、小気味良いテンポで2イニングを無失点に抑えてみせた。負けゲームであっても傷口を広げず、9回の攻撃へと流れを引き寄せる投球。11日の同戦では、11点リードの展開で登板したが、その際もきっちりと3人で締めた。

 決して感情を表に見せるタイプではない伊藤だが、内に秘める熱い思いがある。今季、背番号42の心に起きた「意識の変化」。見据える先にあるのは、“最後まで”チームに貢献する思い――。そして、その活躍を温かな目で見つめる男がいる。

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伊藤(左)と会話する山本祐大【写真:栗木一考】
伊藤(左)と会話する山本祐大【写真:栗木一考】

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(飯田航平 / Kohei Iida)