柳町達の胸中「出されたところでやるしか」 代打で生きる2人の教え…首脳陣が漏らした”贅沢な葛藤”

  • 記者:福谷佑介
    2026.08.08
  • 1軍
代打で勝ち越しタイムリー三塁打を放った柳町達【写真:産経新聞社】
代打で勝ち越しタイムリー三塁打を放った柳町達【写真:産経新聞社】

柳町が代打の時に大事にする中村晃と長谷川コーチの教え

 たった一振りで試合を決めた。1-1の同点で迎えた7回。ホークスを勝利に導いたのは、代打で送り出された柳町達外野手だった。

 先頭の牧原大成内野手が内野安打で出塁すると、山本祐大捕手の打球が野選を誘って一、二塁に。川瀬晃内野手が手堅く犠打を決め、一死二、三塁と好機が膨らんだ。ここで9番の庄子雄大内野手に代わって打席へ向かったのが、柳町だった。

 1ボールからの2球目、森脇のフォークを捉えた打球は左中間を真っ二つ。走者2人が生還し、柳町も三塁へ。勝ち越しの2点適時三塁打になった。この試合最初のスイングで完璧に仕留め、三塁ベース上でガッツポーズを決めた。

「1アウト二、三塁だったので、なんとか前に飛ばして、1点取れればいいかなという思いで打席には入りました。結果は運なところもあるので、それまでのアプローチでちゃんと前に飛ばせばいいっていう、そういう形にしてくれたみんなのおかげかなと思います」

 この一打で、今季の代打成績は驚異の6打数5安打で6打点。「正直、運でしかないとは思っているんですけど、難しいと言いますか、1打席しかないんで来る球を待つんじゃなくて、自分から狙いに行くっていうところの、狙いが上手く当たっているのかなと思います」という勝負強さの裏には、2人の偉大な先輩から受け継いだ言葉がある。

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(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)