山下恭吾が受け入れた現実「来て良かったな」 斉藤和巳監督も称えた“MVP級”…「それだけでも十分」

フレッシュオールスターで見せた走攻守の活躍
様々な感情が交錯する中で、自身の存在意義をグラウンドで証明した。27日にHARD OFF ECOスタジアム新潟で開催された「ナミックス フレッシュオールスターゲーム2026」。走攻守で活躍を見せたのが、育成4年目の山下恭吾内野手だ。「インパクトを残したいです」と語っていた通りの躍動を見せた22歳だったが、胸の内にあるのは複雑な思いだった。
5回から二塁で途中出場した山下は、8回にファウルフライをスライディングキャッチする好守備を披露。1点ビハインドの9回無死一塁の場面では、右中間を破る同点の適時三塁打を放った。さらに1死一、三塁での一塁ゴロに対し、迷うことなく本塁に突入。気迫のヘッドスライディングで、見事に勝ち越し点をもぎ取った。
「『なんか打てそうだな』みたいな感覚があったので」。試合の最終盤に逆転劇の立役者となった山下を、チームメートは総立ちで出迎えた。「僕がホームに帰ってきて、みんなが(MVPの可能性があると)言ってくれたので。『あるな』と思っていたら、一振りでやられました」。逆転後に特大の一発を放った日本ハムのエドポロに賞をさらわれるも、笑い飛ばす姿は頼もしかった。
華やかな舞台で泥だらけになって活躍した山下。その背景には、残酷な現実と向き合う“決意”が存在していた。試合前のシートノックが行われていた頃、福岡では育成投手3人の支配下登録会見が開かれた。これで支配下枠は「69」。7月31日の登録期限が迫る中で、山下にとっては事実上、今季中の支配下昇格が見送られたことを意味する出来事でもあった。そのような状況下でもグラウンドに凛々しく立ち、ひた向きにプレーした胸中に迫った。
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この先で分かる3つのこと
・斉藤和巳2軍監督が明かした山下の心中と“ある労い”とは
・指揮官が絶賛したホークス伝統の武器を体現したプレーとは

22歳のアピール…「自分はこういう選手だぞ」
(飯田航平 / Kohei Iida)