松本裕樹が打ち明けた苦悩 春先から戦っていた“感覚のズレ”「自分の中では去年と…」

  • 記者:飯田航平
    2026.06.12
  • 1軍
松本裕樹【写真:栗木一考】
松本裕樹【写真:栗木一考】

松本裕樹が繰り返していたトライアンドエラー

 人知れず、感覚の変化と戦ってきた。今季、松本裕樹投手が感じていたものは、最優秀中継ぎ投手賞を獲得した昨年との「ズレ」だった――。3・4月は8試合に登板して防御率4.50と、本来の姿からは程遠い状態が続いていた。だが、5月に入ると9試合で防御率2.00と持ち直し、6月に至っては6試合連続無失点。右腕が本来の輝きを取り戻している。苦しんだ開幕直後から、一体どのような変化があったのか。その舞台裏には、首脳陣の深い信頼と、右腕の執念に満ちた試行錯誤があった。

 11日、みずほPayPayドームで行われた阪神戦。8回のマウンドに上がった松本裕は、2者連続三振を含む三者凡退という完璧な内容で相手打線をねじ伏せた。前夜も走者を背負いながら無失点で切り抜けており、その安定感が際立ってきた。

 しかし、この日の完璧な1イニングへとたどり着くまでの道のりは、決して平坦ではなかった。「思うような結果が出てないところはあった」。背番号66が明かしたのは、知られざる苦悩。春先、松本裕はマウンド上で「明らかな違和感」と戦っていた。

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この先で分かる3つのこと

松本裕樹を悩ませた、昨年と同じ感覚の中で生じた変化とは
首脳陣が「ああしろこうしろと言えない」と明かす本音
松本裕が「防御率も下がってくる」と確信する、求めるもの

「トライアンドエラー」の果てに掴んだ確かな手応え

(飯田航平 / Kohei Iida)