中村稔弥の快投を支える“ツーシームの正体” 出会いは11年前…東浜巨との繋がり「これは投げておけ」

  • 記者:竹村岳
    2026.05.29
  • 2軍
1失点完投勝利を挙げた中村稔弥【写真:竹村岳】
1失点完投勝利を挙げた中村稔弥【写真:竹村岳】

12奪三振のうち11個はツーシーム「制球できた」

「5―4―3」の併殺打で試合を締めくくると、グラブをポンポンと叩いて喜んだ。「1軍でやりたいですね、こんなピッチングを」。ゲームセットの瞬間も、マウンドに立っていられる。先発投手として、この上ない達成感を噛み締めた。28日に行われたファーム・リーグの日本ハム戦(タマスタ筑後)で1失点完投勝利を挙げた中村稔弥投手。12奪三振の快投を支えたのは、大学時代に出会ったツーシームだった。振り返ったのは、11年前の春――。

 中6日で迎えた28日の試合。2回にソロ本塁打を許したものの、テンポよくアウトを積み重ねていった。9回のマウンドにも上がると、最後は常谷を三ゴロ併殺に打ち取り、試合を締めくくった。「(完投は)2軍で1回、あったかもしれないです」。被安打5、114球という内容で、最後までマウンドを譲らなかった。

 直球は140キロ前後という左腕だが、この日は12奪三振。そのうち、実に11個がツーシームで奪ったものだった。「自分で投げたいところにコントロールできていたので、そこがよかったんだと思います」。自分だけの“ウイニングショット”に出会ったのは、大学1年生の春。亜大の生田勉監督に言われた一言がきっかけとなった。

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この先で分かる3つのこと

12奪三振を支えた中村稔弥のウイニングショット
小笠原コーチがあえてトレーナーを挟んで確認したこと
東浜巨から受け継ぐ系譜。深いツーシームの歴史
中村稔弥が投じる直球(左)とツーシームの球速差【写真:竹村岳】
中村稔弥が投じる直球(左)とツーシームの球速差【写真:竹村岳】

2015年から亜大に入学…ツーシーム習得のきっかけになった一言

小笠原コーチがあえてトレーナーを通して疲労を確認した意図

(竹村岳 / Gaku Takemura)

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