柳田悠岐が「それほんまですか?」 王会長が“たった一度だけ”進言したドラフト…明かされた16年前の真相

  • 記者:竹村岳
    2026.05.24
  • 1軍
3打点の活躍でお立ち台に上がった柳田悠岐【写真:栗木一考】
3打点の活躍でお立ち台に上がった柳田悠岐【写真:栗木一考】

王会長と柳田悠岐…運命が交差した1日

 絶対に負けられない一戦で活躍するのは、紛れもないスターの証だ。「OH SADAHARU LEGACY DAY」として行われた24日の日本ハム戦(みずほPayPayドーム)。一時勝ち越しとなる6号2ラン弾、そして決勝犠飛を放ったのは柳田悠岐外野手だった。「どっちが飛ばすんだ?」。王貞治球団会長が発した一言で、ホークスに誕生した背番号9の“スーパースター”。遡ること16年、2010年のドラフト会場で起きていた“真実”とは――。

 初回に先発の前田悠伍投手が満塁弾を浴び、いきなり4点を追いかける展開となった。しかし、打線が2回に4点を奪って同点とすると、柳田の見せ場が来たのは3回無死一塁で迎えた打席だった。右腕・北山のカットボールを中堅右に運ぶと、球場は割れんばかりの歓声に包まれた。ホークスの全員が背番号「89」のユニホームを着用した一戦。「自分の力ではありませんが、何か不思議な力を得ることができたと思います」とコメントした。

 その後に再び同点とされたが、“一番美味しい場面”はやはり柳田に回ってくる。8回1死一、三塁できっちりと左翼に犠飛を打ち上げ、これが決勝点に。3打点で勝利の立役者となった。「奇跡です、奇跡。数々のレジェンドの方が何かパワーをくれた気がします」。そう謙遜したが、柳田が今もホークスを引っ張っているのは間違いない。

 1995年に当時のダイエー監督に就任した王会長が、ホークスのユニホームに袖を通して32年目を迎えた。脈々と受け継がれてきた“主力の伝統”。今のチームを象徴する柳田にとって、王会長とはどんな存在なのか。

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(竹村岳 / Gaku Takemura)