WBCでは韓国代表のサポートメンバーにも選出
ソフトバンクは21日、小林樹斗投手の入団会見を行なった。小林は智弁和歌山高から2020年ドラフト4位で広島に入団。2021と2022年は1軍でプレーしたが、故障の影響もあり2025年は育成契約に。同年に戦力外通告を受け、今季は四国アイランドリーグ・徳島でプレーしていた。
三笠杉彦GMは「カープを退団して、徳島に入られた小林投手の評価が高いという報告が上がってきていた。ホークスに来ていただいて、活躍の場を設けたいということで入団交渉させていただいた」と説明した。この日会見に臨み、報道陣の取材に応じた小林の主なコメントは以下のとおり。
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この先で分かる3つのこと
同じ境遇の先輩・藤井皓哉に「一番聞いてみたいこと」
WBC韓国代表のスター達との会話で得た「新たな発見」
最速154キロ&高速スプリットへ導いた肉体改革の裏側
今の心境は?
「独立リーグに行ってから、1日でも早くNPBでもう1度やりたい、という思いで毎日野球をやっておりました。こういうご縁をいただいて、すごく感謝しています」
ホークスからの声は、いつ、どのようなタイミングであった?また、その時に感じた思いは?
「移籍すること自体は、日曜日の夜に徳島の社長の方から伝えられました。その時は率直に嬉しかったですし『もう一度やってやるぞ』という思いで、気持ちが入りました」
日曜日以降の周囲の反応は?もらった言葉などは?
「まずは家族に移籍が決まったと伝えました。今までもそうですし、すごく支えてくださったので。一番喜んでくれていたので、僕も本当に移籍できて良かったなと思いました」
家族からの言葉で印象に残っていることは?
「『おめでとう』という言葉と『もう一度戻れたね』という言葉をかけてくださったので、次はホークスでしっかり結果を出せるように、頑張りたいなと思いました」
独立リーグを経験してNPB復帰。野球人生を振り返って。
「広島時代は野球ができない期間も多くあったので、NPB時代は悔しい思いというか、もどかしい気持ちが多かった。去年、戦力外を受けて、もう一度独立で野球をして、NPBに1日でも早く戻りたいっていう思いで野球をやっていましたので、こういうご縁をいただいて嬉しい気持ちです」
今季、独立リーグでは自己最速も更新した。その要因は?
「カープ時代は怪我もあって、上半身のトレーニングを違和感がある中でやっていた。手術してから時間も経ちましたし、トレーニングの部分でもアプローチをかけられたので、そこがよかったと思います」
独立リーグを経験して、得たことや変化はあったか?
「NPBに行きたい思いであったり、もっと高いレベルで野球をやりたいという思いの選手がたくさんいたので、そういう部分でも僕自身すごく刺激を受けました。四国アイランドリーグは地域密着型というか、いろんな面で野球以外のところでも、学ぶことが多かったなと思います」
ホークスの印象は?
「第一は強いという印象があります。カープ時代はファームで過ごす時間が多かったですけど、ファームで対戦しても、なかなか勝つのが難しかったり、抑えるのが難しいという印象があった。本当に常勝軍団というか、強いチームだなという印象があります」
藤井皓哉投手が広島出身。同じような過程から成功を掴んでいるが、その点をどう感じる?
「藤井さんとは直接的な面識はないのですが、カープから四国に行って、そしてソフトバンクに入団っていう経緯はずっと目にはしていました。自分自身もそうなりたいなという思いで、独立リーグを選んだので、結果的に同じチームになれましたし『藤井さんのようになりたいな』という思いで、今はいます」
藤井投手に聞いてみたいことは?
「四国時代も圧倒的な成績、圧倒的なピッチングをされていたと聞いていました。ホークスに入ってからもすごい成績を残されているので、技術的な部分であったり、いろいろ共通する部分はあると思うので、そこを聞きたいなと思います」
WBCで韓国代表のサポートメンバーを経験された。
「なかなか経験することができないと思いますし、本当にたくさんのご縁の中で、素晴らしい経験をさせていただいた。自分の中では今まで日本の野球しか知らなかったのですが、WBCのサポートメンバーとして行かせていただいて、いろんな視点からもう野球を見ることができたので、すごくいい経験になったと思います」
アピールポイントは?
「自分の持ち味は真っすぐの強さ、キレだと思っています。そこを中心に変化球であったり、投球の幅を広げていくっていうのがスタイルですので、そこは変えずにどんどん勝負していきたいなと思います」
次は支配下を目指していくことになる。
「1日でも早く支配下登録されたい、という思いでいます。そのためにはしっかり結果を残さないといけないと思うので。次に投げるときから、しっかり結果にこだわって、0点で帰ってこられるようにやっていきたい」
ホークスファンの印象とメッセージを。
「熱いファンの方々が多いと思いますし、僕自身、早く名前を覚えてもらえるように、しっかり結果を出して、活躍できるように頑張っていきたいと思っています。応援していただけたらすごく嬉しいです」
今後の意気込み。
「1日でも早く支配下登録されるように、頑張っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします」
(囲み取材)
連絡が来た時の心境は。
「本当に一番嬉しかったですし、もう1回NPBで挑戦できる喜びというか、諦めずにやってきてよかったなというのはあります」
ホークスとの試合でも投げていた?
「そうですね、ウエスタンでも投げていましたし、独立に行ってからも筑後で3試合あったので、そこでも登板させていただきました」
独立リーグに行って成長した部分は?
「真っすぐも自己最速が出ましたし、平均的にも球速が上がったので、そこはよかったかなと」
最速は?
「今年は154キロまで出て、他の変化球も含めて全体的な平均球速も上がったので、空振りが取れるようになったかなという印象です」
この時期の入団で期待が大きいと思うが、GMからはどういう言葉をかけられた?
「こういうチーム状況であったりというのもありますし、1日でも早く僕自身も支配下登録されたいという思いでやっているので、上でしっかりやれるような準備であったり、結果を出して、支配下を勝ち取りたいという思いでいます」
先発で調整することになる?
「そこはまだ話していないです。次の登板に向けての話はこの後あると思います」
怪我の影響はもうない?
「徳島に行ってからはまったく怪我の不安もないですし、思い切って野球ができていたので。そこは常に気をつけながらやらなきゃいけないところではあるんですけど、今年に関しては何も違和感なく投げることができてたので、そこがよかったかなと」
自信のある変化球は?
「追い込んでからのスプリット。今年は145キロ前後で投げられていましたので、そこが一番空振りが取れましたし、真っすぐ以外の武器になるかなと思います」
徳島では先発で調整をしていた?
「徳島では両方やっていました。毎日試合があるわけではないので、登板間隔だったりは相談しながらやっていました」
福岡の印象は?
「福岡は試合でしか行ったことがないので、まだまだ全然わからないんです。周りから聞くとご飯が美味しいだったり、そういう部分ですかね」
球種は?
「真っすぐ、ツーシーム、カットボール、スプリット、チェンジアップ、カーブです」
独立リーグの選手から受ける刺激は?
「本当にみんな、NPBに行きたいっていう思いで、野球をやっていますし、トレーニング含め自主性というか、夜遅くまでみんなトレーニングしていました。本当にいい刺激になりました」
韓国代表のサポートメンバーでは具体的にどういった視点から発見があった?
「NPBだったり、日本の野球しか見たことがなくて。韓国代表には、イ・ジョンフ選手だったり、キム・ヘソン選手だったりがいたので。そういう選手の姿だったり、2日間でしたけど、会話する機会も多かった。メジャーだったり、KBOで活躍されてる選手もたくさんいたので。技術的な部分もそうですし、いろんな部分で新しい発見があったと思います」
(飯田航平 / Kohei Iida)