ベンチで号泣…徐若熙に倉野コーチがかけた言葉 右腕が語った涙の理由とは

  • 記者:福谷佑介
    2026.05.04
  • 1軍
ベンチへ戻りながら涙を浮かべる徐若熙【写真:加治屋友輝】
ベンチへ戻りながら涙を浮かべる徐若熙【写真:加治屋友輝】

4回7失点…試合後に徐若熙が語った胸中

 ソフトバンクは4日、ベルーナドームでの西武戦(ベルーナドーム)に2-10で大敗した。先発の徐若熙(シュー・ルオシー)投手が初回、ネビンに先制2ランを許すなど6連打を浴びて4失点。2回にもネビンに2打席連続の2ランを浴びて2点を失った。右腕は4回までマウンドに立ち続け、14安打7失点で降板し、今季3敗目を喫した。

 倉野信次投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)は2回までに6点を失い、涙を流した右腕にどんな言葉をかけたのか。また、降板後の徐若熙が語った胸の内とは……。2人のコメントは以下の通り。

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この先で分かる3つのこと

・倉野コーチが違和感を覚えた、調子と結果のギャップ
・涙を流す右腕へ、倉野コーチが説いた「姿勢」
・悔しさから溢れた涙…徐若熙が語ったその理由

〇倉野信次コーチ

――徐投手は監督が一度、作り直すと言っていた。
「調子自体はそんなに悪くなかった、前回ほど悪くなかったと思うし、球の走りも良かったんですけど。打たれたというのは原因があると思うので、そこはしっかり追求して、必ずこの悔しさというか、それをバネにして返してほしいなと思います」

――変化球で連打を浴びた。そこの精度は上げていかないといけない。
「これからです。これからまた分析してですね。先発ピッチャーとして早い回に大量失点してしまうと、チームとしてもかなり厳しくなるので。そこは乗り越えられるように、こっちもサポートしていきたいなとは思っているんですけど」

――2回が終わった後に涙するシーンもあった。倉野コーチとしては、どういう声を彼にかけた?
「『これで終わりじゃないんだから、1つでも、何かを掴んで帰ってきなさい。最後までファイティングポーズを取りなさい』ということは伝えました」

――一度打たれ始めると、なかなか止まらないというところは、精神的なところも影響している?
「いやいや、そういうところではないですね。ちょっと僕の中でも、きょうの調子と結果というのがあんまりリンクしないので、正直。そこはしっかり追求していきたいなと思います。明らかに調子が悪いわけではなかったし、もちろん打たれたのは、打たれるべくして打たれた球ではあるんですけど。それでも、もうちょっと上手くやれたんじゃないかなというのは感覚的にあるので。じゃあどういうところなのかというのはまだ正直、分析はできてないです。ベンチに帰ってきてからしか見られていないので」

――杉山一樹投手は明日から合流する。
「明日は合流しないです。来るだけです。(3戦目に合流?)そうです」

徐若熙

――悔しい結果になったと思うが、きょうの登板を振り返って。
「全体的にどこか問題はあるはずですけど、今はその問題を、しっかり見つけるための調整に徹します」

――ファームでの期間はどういう時間にしたい?
「どれくらいの期間かはわからないですけど、自分がやるべきことをしっかりやります」

――原因は自分でも分かっていない?
「自分でも思ったのは、変化球の精度とコントロールかなと思います。やっぱり1軍は厳しい世界。しっかりと投げないといけないところもありましたし、調整します」

――思わず涙がこぼれた理由は?
「悔しい試合になったんですけど、自分ができることをしっかりできてなかった点が一番悔しかったです」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)