藤井皓哉がTJ手術を決断した“一球″ 昨夏に感じた痛み、拒んだ検査「気持ちが切れると…」

2月20日、宮崎・生目の杜運動公園でブルペン投球を行った藤井皓哉【写真:栗木一考】
2月20日、宮崎・生目の杜運動公園でブルペン投球を行った藤井皓哉【写真:栗木一考】

2月25日に右肘のトミー・ジョン手術を受けた

 復帰まで1年以上という長い道のりを歩むことになった。「手術したからといって、死ぬわけではないので」。そう語る藤井皓哉投手の表情は明るく、清々しささえ感じさせた。みずほPayPayドームで、少し肌寒い春風を浴びながら語った胸中。頂点を掴んだ昨シーズン、右腕は周囲の勧めを振り切りながらチームに貢献していた。

 2022年からホークスの一員となり、4年間で180試合に登板。昨シーズンは51試合でマウンドに上がり防御率1.44、50イニングで75奪三振という抜群の投球を見せつけた。2年連続日本一に向かって突き進む2026年シーズンも、必要不可欠な存在として誰もが信頼を寄せていた。そんな中で信じたくないニュースが飛び込んできたのは今年の2月25日だった。

「右肘内側側副靭帯再建術および関節クリーニング術」――。いわゆるトミー・ジョン手術を受けたことが球団から発表され、今シーズンのマウンドに立つことは叶わなくなった。

 背番号48はなぜ、投手にとって“命”とも言える右肘にメスを入れる決断を下したのか。その「全て」を独占激白した。痛みを感じ始めた具体的な時期から、覚悟を決めた決定的な一球まで――。昨夏に抱いた違和感について、静かに口を開いた。

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この先で分かる3つのこと

作りたくなかった“言い訳”。違和感を抱いた具体的な時期
宮崎のブルペンで走った“衝撃”。右腕が限界を悟った瞬間
リハビリにおける最大のテーマ「今しかできないので」

拒んだ検査「画像を撮ると気持ちが切れると思った」

タマスタ筑後でリハビリに励む藤井皓哉【写真:竹村岳】
タマスタ筑後でリハビリに励む藤井皓哉【写真:竹村岳】

2月17日にA組合流も…手術を決断した決定的な一球

(竹村岳 / Gaku Takemura)