海野隆司だからこそ陥った「落とし穴」 5回交代が“非情采配”ではない理由…首脳陣が語った意図

1打席で代打を告げた理由とは
一見すれば「非情采配」とも映る決断だが、実情は違った。そのタクトには首脳陣の確かな意図があった。4月25日に熊本で行われたロッテ戦。5点を追う5回、ネクストバッターズサークルには2打席目を前にした海野隆司捕手の姿はなく、代打に渡邉陸捕手が告げられた。扇の要である海野を試合の折り返し地点でベンチに下げる――。首脳陣が感じていたのは、バッテリーの“変化”だった。
この日の先発は、試合前までに2勝負けなし、防御率1.27と抜群の安定感を誇っていた上沢直之投手だった。前回登板となった18日のオリックス戦(みずほPayPayドーム)では、9回1死まで安打を許さない完璧な投球を披露したが、この日は2回に3ランを浴びるなど序盤から4失点。4回には佐藤に2打席連続となるソロ本塁打を許すなど、本来の投球を見せることができなかった。
先発マスクをかぶった海野にとってはわずか1打席での交代となったが、この起用について小久保裕紀監督は「ビハインドの展開だったことと、(渡邉が)熊本出身なので。明日は(前田)悠伍が投げるので」と説明。指揮官は渡邉の起用を優先した采配であったことを強調した。その一方で、細川亨バッテリーコーチが指摘したのは、上沢を快投に導いた海野だからこそ陥った「落とし穴」の存在だった。
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細川コーチが指摘、海野が陥った「イメージの落とし穴」
なぜ先発続投で捕手だけ交代?細川コーチが明かす真の意図
捕手に必要な観察眼。細川コーチが海野へ課した「宿題」
なぜ先発続投で捕手だけ交代?細川コーチが明かす真の意図
捕手に必要な観察眼。細川コーチが海野へ課した「宿題」
細川コーチが指摘した前回登板のイメージ
(飯田航平 / Kohei Iida)