上沢直之が思う「エースとは何か」 今も手元に残す7年前の手紙…“態度”を変えないと誓った理由

  • 記者:竹村岳
    2026.04.27
  • 1軍

新連載「鷹フルnote」に上沢直之が登場

 独自の目線で選手の知られざる本音に迫る新連載「鷹フルnote」。今回は上沢直之投手の登場です。18日のオリックス戦(みずほPayPayドーム)では、9回1死まで無安打に抑える完璧な投球で2勝目を挙げました。今季の開幕投手を託された背番号10に、真正面から問いかけてみました。「エースとは、何か」――。右腕の答えに詰まっていたのは、32歳にしてキャリアの“終わり”を強く意識する、独特の価値観でした。

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 大偉業の予感すら漂わせた見事な1安打投球。134球の熱投に、ホークスファンは新たな柱の“誕生”を確信したに違いない。試合が終わったのは午後9時1分。その2時間後、帰路に就いたのは上茶谷大河投手だった。上沢との親交が深い右腕は、驚きの表情で舞台裏を明かした。

「上沢さん、あのピッチングをした後も普通にウエートをやっていました。さすがにすごすぎます」。32歳の原動力は、飽くなき向上心。上茶谷は「エースの背中、ここにあり……」と呟き、本拠地を後にした。

 上沢本人は「そんな選手じゃないですよ」と謙遜するが、チームメートからも「エース」という言葉が聞かれるほど、右腕に信頼が集まっているのは間違いない。これまで通算84勝を挙げ、移籍2年目の今シーズンは開幕投手も託された。その存在感は日に日に大きくなっている。

 そんな右腕に問いかけた「エースとは、何か」――。32歳の若さで描くキャリアの「終焉」、そして今も大切に保管している1通の手紙。上沢直之の“理想像”に迫った。

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この先で分かる3つのこと

上沢直之が語る「エースの条件」
初の開幕投手は2019年。栗山監督から託された手紙
32歳にして意識する「終わり」。言葉に滲む美学の数々

自身初の開幕投手は2019年…今も手元に残してある大切な手紙

18日のオリックス戦、9回1死で初安打を許して降板する上沢直之【写真:栗木一考】
18日のオリックス戦、9回1死で初安打を許して降板する上沢直之【写真:栗木一考】

「何歳までやりたいという明確な目標があるわけじゃない」

(竹村岳 / Gaku Takemura)