3連敗の中にあった光明 明確に現れた“+1.8” 大関友久が1週間で出力を上げた秘密

前回登板よりも平均球速は1.8キロもアップ
完敗だった。ただ、収穫もあった。22日にベルーナドームで行われた西武戦。1-3で敗れたホークスにとって、光となったのが先発・大関友久投手の力投だった。
7回を投げて3失点。打線の援護に恵まれずに今季2敗目を喫したものの、試合は作った。この日の左腕の投球には、今後につながる確かな手応えが滲み出ていた。
「序盤に変化球を狙われてというか、相手がしっかり振ってきたので。そこをちょっと変えながら、ストレートが良かったのでどんどん差し込んでいく、押していくというふうに切り替えられたところは良かったと思いますね」
今季4度目のマウンドは、今後に向けて一つの転機となり得る登板になった。
2回。カナリオの内野安打を皮切りに無死一、三塁のピンチを背負うと、古賀悠の犠飛で同点。西川には勝ち越しの適時二塁打を浴びた。打たれたのはいずれも甘く入った変化球。ここで海野隆司捕手と話し合い、ストレート主体の組み立てに切り替えた。
3回以降は直球を軸に西武打線をねじ伏せにかかった。今季ここまでの平均球速は140キロほどだったが、この日は最速で146キロをマーク。7回までの平均でも142.5キロを記録し、前回登板だった15日の楽天戦よりも1.8キロもアップさせた。4回に1点を失ったものの、自らの投球を組み立て直し、試合を作ったのは左腕の修正能力に他ならない。
「自分の中で防げたというか、失点を少なく終えられなかったことは悔しいなと思います。本当は、ゼロでいくに越したことはないですから。きょうの状態を見た時に、自分の中で、『ボールが良かったからいい』という感覚ではなくて。そこはもう1個、失点を抑えられたんじゃないかなという悔しさは感じますね」
試合後、大関の口から漏れたのは投球内容に対する悔しさだった。2回と4回の失点は防げたのでは――。自分自身への厳しさの表れでもある一方で、ボールに対する確かな手応えを感じたのも事実。前回登板からわずか1週間の間に、左腕は出力を向上させた。自らのフォームに、明確な変化を加えた秘密とは――。
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数字には明確な変化が表れつつも…大関が語る「過去との違い」
敗戦後に口にした自らの“明るい材料”、手にした「手応え」の正体
2022年シーズンの平均球速は147.1キロだった
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)