今季1軍昇格なし、嶺井博希が胸中激白 “準備の鬼”と化した決定的な言葉「無責任だぞ」

  • 記者:竹村岳
    2026.04.22
  • 2軍
アーリーワークを終えてボールを片付ける嶺井博希【写真:竹村岳】
アーリーワークを終えてボールを片付ける嶺井博希【写真:竹村岳】

今の若手に「もったいない」と感じることも…明かしたその理由

 キャッチャーとしての優しさは、プロにとっては「甘え」に変わる。嶺井博希捕手が、“準備の鬼”へと変貌を遂げた決定的な瞬間だ。自らの“あり方”を考えさせられた、大きな後悔がある。

 シーズンが開幕して約1か月。2軍で日々を過ごす34歳のベテランは静かに口を開いた。自由な環境だからこそ、若手に抱く「もったいない」という本音、逆境で語った矜持とは――。

 ホークス加入4年目の今季。2月の春季キャンプはS組からB組へと移り、ここまで1軍昇格はなし。チャンスを待つ日々が続いているが、絶対に準備を怠ることはない。「仕事ですから。(姿勢を)変える理由がないです」。宮崎での日々は午前7時過ぎにアイビースタジアムに到着すると、真っ先に室内練習場へ。ストレッチをしながら、黙々と全体練習に備えるという時間を続けていた。

 それはキャンプが終わっても変わらない。筑後でも全体練習よりも遥かに早く体を動かし始める。なぜ、これほどまでに過酷な準備を、当然のように続けられるのか。13年間のプロ人生を遡ると、かつての相棒に突きつけられた厳しい言葉に行き着く。

「無責任だぞ」

 捕手としての魂を揺さぶられた瞬間。プロとは何か、責任とは何なのかを考えさせられる出来事だった。2軍生活はもうすぐ3か月を過ぎようとしている。逆境に立ち向かう34歳が明かす胸中――。どんな環境においても準備を貫くのは、忘れてはいけない悔しい経験があるからだ。

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この先で分かる3つのこと

午前7時の始動。1軍昇格なしの逆境でも嶺井博希が「準備」を怠らない理由
捕手としての分岐点。かつての相棒に突きつけられた「無責任だぞ」の衝撃
「今の若手は損をしている」。自由な環境だからこそベテランが抱く静かな危惧

DeNA時代に突きつけられた言葉「無責任だぞ」

アーリーワークを終えてグラウンドを去る際に一礼する嶺井博希【写真:竹村岳】
アーリーワークを終えてグラウンドを去る際に一礼する嶺井博希【写真:竹村岳】

自主性を重んじる中で必要な“強さと厳しさ”

(竹村岳 / Gaku Takemura)

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