12選手に聞いた上沢直之の快投 周東佑京が伝えた“ノーノー援護シフト”「上沢さんのせいにしていい」

  • 著者:鷹フル編集部
    2026.04.19
  • 1軍
9回1死までノーヒットの快投を見せた上沢直之【写真:栗木一考】
9回1死までノーヒットの快投を見せた上沢直之【写真:栗木一考】

9回1死まで無安打無得点…上沢の投球に抱いた「本音」

 18日のオリックス戦(みずほPayPayドーム)で、9回1死まで無安打無得点投球を披露した上沢直之投手。惜しくも“快挙達成”とはならなかったものの、そのピッチングは素晴らしいの一言でした。鷹フルでは右腕の投球を見守ったチームメートの「本音」を緊急調査しました。周東佑京外野手が明かした“ノーノー援護シフト”とは。柳町達選手は極限の緊張感ならではの本心をぶっちゃけてくれました。選手12人の言葉で、上沢投手の快投を振り返りましょう!

会員になると続きをご覧いただけます

続きの内容は

快投の裏で周東が仕掛けた「外野の秘策」とは?
登板直後から上沢が始めた「とてつもない努力」
山川穂高が初めて明かした「エラー直後の本音」

62 海野隆司

「ナイスピッチングでした。(球数も重なった中で配球の工夫は?)中盤からもいい球を投げていくところですね。打たせないように必死でした。最後は達成できなかったので、それは悔しいです。(捕手としては達成させたかった?)それもありますけど、自分もやったことがないので。やってみたい気持ちはありました」

5 山川穂高

「やっぱり守っていてもリズムが良かったし。上沢は以前に対戦したことがありますけど、ああなると手が付けられないので。やっぱり真っすぐが良い高さに来るし、変化球もね。、低めもそうですけど、カーブが他の投手とキレが違うんですよね。良い時の上沢は、やっぱり守っていても、なかなか打たれないだろうなという感じでした」

「(ああいう展開は守っていても嫌なもの?)いや、もう僕は一番最初に(エラーを)やっちゃっていますから。完全試合だったらあれですけど。もう真っ先にやっちゃったので。申し訳ないなと思いつつも、その後をしっかり抑えてくれたので。失点につながらなくて良かったなと思います」

「岸(孝之)さんがやった時(2014年)はまだ1軍で出ていなかったと思いますけど。でも、山本由伸に(ノーノーを)された時とか、東浜(巨)さんにやられた時は(西武側で)あったので。ただ上沢は本当に素晴らしかったです」

8 牧原大成

「(あの展開で守る心境は?)もう無心です。変に意識せずです。(上沢投手に一言かけるとすれば?)最高のピッチングをしてくれました。ありがとう!」

24 栗原陵矢

「(こういう展開で守る心境は?)もうエラーした時点で終わりです。最悪です。考えられないです。(意識はあった?)僕は意識していなかったです。(好投した上沢投手に一言かけるとすれば?)すみません」

0 川瀬晃

「(球場の雰囲気は)個人個人が感じていると思いますし、自分もそういうものを味わってきょうはプレーできたのでよかったですね。ショートというポジションは内野の要。そういった位置にいる人が(焦ったりした)思いで野球をやっちゃいけないので。来た球に対しても1歩目を大事にしながら、そういう意識で守っていました。(ヒットを打った西川選手と『もう少し背が高かったら』というやり取りをした?)結構アドレナリンも出ていたので、過去イチ飛んだんちゃうかなと思います(笑)。もうちょっと背が高かったらよかったんですけどね」

32 柳町達

「6回くらいから『あ、ゼロだ』と思って。『僕の前にだけは(打球を)落とすなよ』と思っていました。(守っていて緊張感は?)2点差だったので、際どい打球を飛び込むか飛び込まないか、すごく迷いながら守っていました。『飛んでくるなよ』と思っていましたね。(ベンチの中でノーノ―の話にはなった?)いや、誰も言っていなかったですね。普段通りというか。でもみんな(ノーノ―を)絶対に意識していたと思いますけど、口には出さなかったです」

23 周東佑京

「(上沢投手のピッチングをどう見ていた?)凄かったんじゃないですか。打たれてないから(笑)。(9回はかなり前進寄りに守っていた)ポテンヒットだけは取ろうと思っていましたね。後ろに打たれたら、もう上沢さんが悪いと思って。前だけは拾えるようにって外野で話し合って、守りましたね。(周東選手が外野陣に『前だけは落とさないぞ』と伝えた?)そうですね。みんなを前に出して。(“ノーノー援護シフト”だった?)
「まあそうですね。あれ以上はないかな、って感じですね」

「(8回にも右翼に入っていた川村選手と話していた?)『(守備位置)をどうしますか?』っていう話をしていたので。8回は『普通でいいんじゃない』と。上沢さんの球数も多かったし。点差も2点差だったんで。(9回にシフトを切り替えた?)そうですね、切り替えて。(ノーノーを見たかった気持ちはあった?)いや(笑)。まあタイミングだけだなと。やれたらいいのかなとは思いましたけど。別に『やってくれ』とか、そんな感じではなかったです」

61 川村友斗

「エグっ……と思っていました。緊迫した守備固めも大切なんですけど、また違った緊張感がありました。少々無理だとしても、飛び込もうとは思っていました。(周東選手が前を守ろうと声をかけた?)佑京さんが『前にフライが落ちるのだけは嫌だから、前を守ろう。ガチーンって打たれた、らそれはもう上沢さんのせいにしていいから』という感じで(笑)。(9回無死のセンターフライはヒヤッとした?)いや、佑京さんなら捕ると思いました」

9 柳田悠岐

「飛んできたら頑張る。それだけです」

3 近藤健介

「(途中交代したが、上沢投手の投球は見ていた?)見てましたよ。まあまあまあ…。頑張っていたので。本当にいいピッチングだったと思います。(ノーノーを達成する上沢投手を見たかった?)そうですね、もちろん」

68 木村光

「まずあそこまでマウンドに立てる人も少ないし、あれだけ打たれないのは本当にすごいです。『うわー、ノーノーしてほしいな』と思っていたんですけど、尊敬しました。やっぱり、あの人すごいです。(ブルペンの空気は?)『頑張れ』という感じで見ていました。自分ももし投げていたら緊張したと思うので、『最後やってくれ!』と思いながら。実際、ノーヒットノーランは見たことがなかったので、見てみたい気持ちはありました」

64 上茶谷大河

「ブルペンで全力応援。尊敬の眼差しで見ていました。そして、勇気をいただきました。彼は飽くなき向上心で、常にチャレンジをしている。やはり、刺さります。とてつもない努力家なので。(試合後、やり取りはした?)一言。『完封はよかったんですか?』と。『球数も球数だったし』と言っていました。僕だったら完封したいなと思うんですけど、ヒットを打たれた時点で次の試合を見ている感じがして、満足していない。だから、今はもうウエートトレーニングをしていますよ。投げ終わった後ですけどね。今ごろ、すごく追い込んでいます。すごいです」

(鷹フル編集部)