川口冬弥が流した涙…リハ組から“再出発” 突然の異変「野球選手として終わっちゃう」

  • 記者:竹村岳
    2026.03.17
  • 1軍
タマスタ筑後でネットスローする川口冬弥【写真:竹村岳】
タマスタ筑後でネットスローする川口冬弥【写真:竹村岳】

6日からリハビリは“振り出し”に…右腕の身を襲った異変

 スマートフォンの向こう側で、川口冬弥投手の声は確かに震えていた。あまりにも生々しく、絶望に満ちた泣き声だ。3月の柔らかな陽光が降り注ぐタマスタ筑後。その穏やかな景色とは裏腹に、突きつけられたのは「再発」という非情な現実だった。誰にも見られないように「走って逃げた」。流したのは、あまりにも大きな、悔し涙だった。

 2024年育成ドラフト6位でホークスに入団。高校、大学で公式戦の登板はほとんどなく、まさに這い上がって掴んだプロ入りだった。昨年6月に支配下登録を果たすと、1軍で5試合に登板。防御率0.00と結果を残したが、重い腰痛にも悩まされていた。ウエスタン・リーグが終わった10月からリハビリ組に移行。今年2月にはライブBPができるまでに回復し、慎重に復帰への階段を登ってきたはずだった。

 しかし春季キャンプを終えた今月6日、右腕の姿は再びリハビリ組にあった。「またこっちに来ちゃいました……」。歩んできた道のりが“振り出し”に戻ったことを意味する言葉。沈痛な表情で、そう絞り出すのがやっとだった。川口の身に、一体何が起こったのか――。

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この先で分かる3つのこと

腰の完治後に突如現れた「次の異変」もたらした絶望
誰にも見られぬよう、「走って逃げた」涙の真実とは
捨てたのは「ファンへの申し訳なさ」

右肘痛で再びリハビリ「多少の不安はあったんです」

UVERworldのライブを目に焼き付けた川口冬弥【写真:竹村岳】
UVERworldのライブを目に焼き付けた川口冬弥【写真:竹村岳】

教えられた「もがく姿も、プロなんだ」

(竹村岳 / Gaku Takemura)